来チャイナ-上海

【上海】ビルの屋外でヘルメットなしで作業する人達が

高いビル屋外で作業する人達

私の勤める会社は20階以上あるまずまず高いビルの中にありますが、そのビルの向かい側にもなかなか高いビルが建っています。

さて、先日その高いビルで見かけました。写真だと少し見づらいのですが、ビルの上層部で作業する人達がいます。あんな高い場所で際で何やら作業をしています…。安全柵とかもないようです。外から見ると本当にヒヤヒヤします。

安全柵がないのも気になりますが、ヘルメットもしていません。

以前のわたしなら

さて、3年前に上海に来たばかりの私はきっとこう思ったでしょう。「中国は高所作業でヘルメットもつけない。安全第一のはずなのに、全く配慮がない。落ちて死んでも知らんぞ!まったく、中国はマナーも悪ければ安全に対するルールも守ることができない。民度低すぎ!」と言ったところでしょうか…。

いまのわたしなら

しかし、今はちょっと考えが変わりました。「ヘルメットしてないけど、確かに落ちたらヘルメットしてようがしてまいが死ぬな…。そういう意味でヘルメットを着けていても意味ないかもしれない。どうせ死ぬならヘルメットを着けていようがいまいが関係ないな。ならヘルメット着けなくてもいいのかもしれないな…。落ちる可能性なんて低いし、視界もヘルメットがない方が良いし、ヘルメットしなくてもいいかも!」といった具合です。

日本にいた頃は安全第一、絶対ヘルメットをしなくてはならない!とクソ真面目に思っていたものですが、「そうではないかもしれない」、と今まで当たり前に思っていたことが当たり前ではないのだと思うようになりました。

常識とは常識ではない

常識だったことが常識にはならない。海外に行くとそういうことに気づかされます。それが分かっただけでも上海に住んで良かったなと感じます。

そして、殆どの人は、日本人であろうが何人であろうが、海外生活のない人はその事に気付きもせず、ただただ自分の常識がまかり通る自国内での日々を送ることでしょう。

特に外部との接触の少ない「島国日本」で一生を送ることになる日本人は、今までの日本の常識を考え直さなければならないと感じます。そうしなければ日本は今後も何も変わらないと思います。

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