来チャイナ-上海

【2020年12月上海】通勤靴の修理をするおっちゃん

日本で購入した通勤用の革靴。3年間ほど毎日使ってましたが、ついにガタが来たようです。靴底がベロンと剥がれてしまいました。日本に帰ったら買いたいなと思っていますが、コロナ禍のため帰国できず。そんな折自宅の団地入り口の門前で通りがかりに見つけた靴の修理屋さん。いかにもローカルチック…。恐る恐る、靴底の修理できるか聞いてみると、おっちゃんは徐に「俺に任せろ」と言わんばかりに修理を始めたのでした…。

流石に3年間は使いすぎました。2020年の8月あたり、予定では日本に一時帰国、夏季休暇でも取ってリラックスしようかと思ってましたがコロナ禍で行けず。その際にでも新しい靴を購入しようと思ってたのですが。

安い靴ならそこらへんにゴロゴロ売ってるのですが、なぜかこちらでは購入する気というか勇気が起きません。なぜなのでしょう…。まだまだローカルに100%馴染めていないようです。

安い靴を買うと数ヶ月で壊れてしまうのではないか、という心配。多少高い靴を購入すると、高い割に品質はよくないのではないか、という心配。それでは日本である程度の金額で品質の良いものを購入した方が良いのではないか、という考えに至ります…。日本であれば割と金額に相当した品質のものが手に入るという印象を持っているためです。

日本で買おうと思ってたのが、コロナ禍のため期を逃し過ごしている折にとうとう靴がベロン…。

そしてそんな時に通りがかった靴修理屋。

靴の修理だけでなく、鍵の複製、閉まってしまった扉の解錠、など以前からもお世話になっていました。

僕が住む団地には4〜5箇所、出入り用の門がありますが、各門手前にはこういう人たちが商売をしています。

恐る恐る半分以上興味だけでおっちゃんに話しかけます。おっちゃんは多くを語らず徐に作業を始めます…。

日本であれば、まずは「説明」から入ります。何が壊れていて、どういう修理方法をして、価格はいくらで…。それから、同意を得た上で作業に入ります。

しかし、こちらのおっちゃんたちは違います。靴の修理として話しかけたということは、修理をする、ということ…。

何の説明もなしにどんどん作業は進みます。靴も安物だし、まぁお手並み拝見と行こうか…。

すると、靴底ベロン!ナイフで靴底を切断。さらにはドライバーのような物を使って、ザクザク穴を開けていく。ウオォ、大胆。最後はベロンした靴底と靴本体を紐で縫っていく。とにかく靴の扱いが雑。でもものすごいスピードで修理していく。

ものの5分くらいでしょうか。靴は元の状態に。

最後にお代金75元(1,200円)。ありがとうおっちゃん。あっという間でした。

おっちゃんの履いている靴を見ると、ボロボロ…。クスッと心の中で笑いました。こういう感じの中国が本当好きです。

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