来チャイナ-上海

【2020年5月上海】1年半前購入した乾燥機が壊れ修理の依頼、無料対応してくれたけど大変だった

毎日のように使っている乾燥機。一人暮らしの僕にとっては超必需品。購入日から早1年半、先日ついに乾燥機が壊れてしまいました…。やはりまだまだ性能に問題がある中国製。保証期間外かなと思い、諦め半分、購入したタオバオ経由で問い合わせてみると、なんと保証期間内だとか。自宅までメンテナンスの人が来てくれる、しかも無料で。メンテナンスに関しては安くて便利な中国。助かります。でもちょっと対応遅かった…汗。

2018年の夏に購入した乾燥機。ブランド名は「金环(JINHUAN)」。1400Wの能力、寸法は600mm×435mm×700mm、重量20kg、と結構図体の大きい商品です。購入した当時の金額が1,330元(20,000円)。結構いい値段します。

結構大きめな布団カバーとかでも使うことができたので、非常に重宝していました。本当に文字通りなくてはならないものでした。そんな僕にとってかけがいのないものですが、修理が必要になってしまいました。紆余曲折ありましたが、修理を依頼してから修理完了までにかかったスケジュールをまとめると以下のようになります。

1日目:タオバオに修理依頼→メーカーとの予約完了

3日目:修理担当者が直前でバックれる

4日目:予定時間を2時間以上遅れて修理担当者が自宅に来る、部品手配が必要でありその場で部品を手配

9日目:部品がなぜか家に届かず、メーカー工場に戻る(広州)。メーカーに問い合わせて即刻再送してもらう

11日目:部品が自宅に到着、修理完了

2020年に入った頃でしょうか、乾燥機のダイヤルの調子が悪くなってきました。通常なら、ダイヤルを回して、何分間乾燥機を回すか設定します。例えば200分間回すならダイヤルを「200」のところまで回す、といった具合です。そして時間が経過するにつれて、ダイヤルは「0」のところに向かって回ります。

それがダイヤルの調子が悪くなってきてから、「0」に向かって回らなくなってきました。むしろその逆を行き、「0」とは反対の「200」の方向に回るようになりました。調子悪いなぁ、大丈夫かなぁ、と思いつつ、逆回りでもとりあえず使えるからいいかと放置していました。

すると最近になって、ついに…。ダイヤルを回しても乾燥機が動かなくなってしまいました。まだ1年半くらいしか使ってないのに〜。

なんで動かないのかなぁ。とりあえず乾燥機を調べてみます。すると、熱の排気箇所でしょうか、とても高温になっています。どうやら熱交換器が上手く動作せず、高温になってしまい、止まってしまうのだろう、と勝手な想像をします。その証拠に、と言うわけではありませんが、熱を覚ますとちょっとだけ乾燥機を回すことができます。まぁ何にせよ乾燥機が使えなくなってしまい困惑。

この乾燥機は一年半前にネット通販大手のタオバオ(日本でいうアマゾン)で購入しました。タオバオは、商品の保証が結構しっかりしている印象を持っています。メンテナンス用の商品も豊富ですし。連絡したいときにチャットでリアルタイムに直ぐに回答してくれます。

もう一年半前に購入したし、過去の注文伝票とか見ても保証期間とか書いてないし、修理なんてしれくれないだろうなぁ…。と諦め半分でタオバオ経由でメーカーに問い合わせます。

すると、二つ返事で修理の連絡先を教えてくれます。早速その連絡先に電話してみます。上海に来てはや3年、こういうところにも臆することなく電話できるようになった自分が少し誇らしい笑。電話してみると、三日以内に対応してくれるとのこと。素晴らしい!

当日には僕のスマホに連絡がありました。ショートメッセージに入りました。中国ではショートメッセージはめちゃめちゃ多様します。迷惑メッセージもいっぱい入ります。今回の修理の件もショートメッセージで時間などが来ました。

ショートメッセージによれば、月曜日の夜18時30分に来てくれるとのこと。ということで仕事帰りに、残業も諦め自宅に戻り待機します。

18時30分近くになっても連絡なし。嫌な予感…。担当に直接電話してみます。すると…、「今日は行けないから明日にしてくれ」。嫌な予感的中!18時27分に今日は来れない旨のメッセージが入りました。何だよ!待ってたのに。

忙しいからまた明日行くね、と直前になって連絡が入る。おいこらっ!

中国の文化なのでしょう。行けないと分かっていても事前には連絡してくれません。自分から聞いてみないと分かりません。こんなことは今まで幾度となくありました…。日本なら、事前に電話してくれて、「申し訳ないのですが日を改めさせていただいてもよろしいでしょうか」くらい言うと思います。ですがこちらは直前になって「ごめん、今日は行けないから明日にしてくれ」くらいな感じです。何だよ〜、そのために会社も早く切り上げて、頑張って時間に間に合うように帰ってきたのに…。日本人的にはちょっと許せないですがここは中国。我慢我慢。というわけで結局次の日の夜18時30分に絶対来てもらうよう連絡。

次は逃げられないように、予め17時くらいに電話して、18時30分には来てくれと担当者に伝えます。今日はちゃんと来てくれる、とのこと。よかった。

そして約束の18時30分、未だ連絡なし…。19時ごろに電話します。すると「もうちょっと時間かかるけど行く」とのこと。今日中に来てくれればいいや、と思いまた待ちます。引き延ばされてキャンセルされることはないよなぁ…、と一抹の不安も抱えながら待ちます。

ようやく20時30分過ぎに、担当が来てくれました。特に用事もなかったのでよかったです。快く担当の人を家に招き入れます。

早速乾燥機を見てもらうことに。慣れた手つきで乾燥機の裏側のアルミ板を外します。といってもネジを取るだけですが。

すると一目瞭然。故障の原因が分かりました。乾燥機の中のドラムはそもそもモーターの回転をゴムの輪を伝って回転しています。そのゴムの輪の一つが切れていました。ただそれだけのようです。

あれ?ゴムの輪がないと直らないの?今日は直らないの?担当の人に聞いてみると部品は届くのに3〜5日かかるとのこと。

すぐ直ると思って洗濯物溜めてたんだけどなぁ…。しょうがない。ということで部品を届けてもらうことに。

担当の人曰く、部品は自分でも取り付けできるとのこと。また担当者が家に来てゴチャゴチャするのが面倒だと思ったので、部品取り付け方法を教わることに。何のことはない、ただゴムの輪をモーター部とドラム部に引っ掛けるだけ。一応ビデオにも手順を収めておいたので、これで安心。

ということで担当者にはそれで引き上げてもらいました。いゃあ担当者は、おそらく一日暑い中修理対応をしてたと思うので、正直臭かった笑。まぁしょうがないないですよね。

そして数日後部品が到着…、というわけに行かないのが中国。待てど待てど部品は到着しません。3日から5日で到着するって言ってたのに、5日間経っても音沙汰なし。担当者に問い合わせます。部品の追跡番号を教えてもらい、アプリで確認してみると…

あれー!なぜかまだ部品は広州市に。広州市って中国の超南方にありますが、なぜそこに… よく追跡履歴を見てみると、一度上海に到着しているのに、なぜかその後メーカーに返却されている。おいおい、なんの連絡もなしに勝手に返品されてるじゃん!

とりあえず担当者にクレームします。でも担当者の返事は、分からないからメーカーに問い合わせてくれ、の一点張り。日本人な考えでいくと、おまえ担当者なんだから責任持って連絡せいや!、となりますが中国では考えが違います。

担当者はあくまでもメンテナンスが業務。郵送に関しては業務内ではない。日本人からすると、責任転嫁、みたいで悪い事のように見えますがこちらではそんな事ありません。然るべき人に、然るべき事を伝えないと、知らない!の一点張りになってしまいます。日本人からすると冷たいなぁ、と思いがちですが彼らは彼らの職務を果たしているだけ… 中国で働いているとこういう事は毎日のようにあります。自分の業務範囲を飛び越えて仕事をする人は中国ではあまりいません。自分の責任かのように感じて、気負いしてしまう日本人は世界でも有数かと思います…。いいか悪いかは別として。

さて、メーカー担当の連絡先を調べますが、この担当者の連絡先をゲットするのにこれまた一苦労でした…。タオバオ経由で修理を依頼した際に来たショートメッセージ、このショートメッセージの中にURLが記載されておりますが、ここにアクセスします。

すると、電子決済最大手のアリペイアプリが立ち上がり、ページがメーカーホームページに移行します。そのページの下部をタップします。すると…、

現在進行中の修理案件に関する詳細な情報が表示されます!その中にはメーカーの連絡先が記載されています。ようやく発見!

電話して部品を早く送ってくれないか、と伝えます。すんなり受け付けてくれます。ショートメッセージで送付先を送ります。当日中には送付してくれました。そして、追跡番号も教えてくれました。

そしてそしてとてつもない長旅を経て、ようやく部品が家に到着しました。そして、先日ビデオに収めておいた修理方法を見ながら自分で修理しました。30分もかからぬ内にできました。修理完了。はぁ疲れた…。

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