来チャイナ-上海

【2021年10月上海】毎年のように上がる家賃、より安くより良い条件の自宅を探す

もっと安くて条件の良い家はないか?今の自宅に引っ越してから早2年が経ちそう、再契約をするタイミングで考えます。しがない現地採用サラリーマンは、自宅は自分で探す、そしてお金は会社が払ってくれるはずもありません。そうなるとより良い条件を求めて自宅を探すことになります。コロナ禍ですから、もっと安く良いところがあるだろうと探してみます。

どうやって自宅を探すか?

昨年迄は会社の人に聞いて、探してもらっていました。会社の人が不動産屋さんにコンタクトをとる、部屋の候補を一緒に見て回る、決まれば契約、と言った具合です。

しかし今年の再契約になって、中国語の語学に自信が付いたからか、ふと、「一人でできるんじゃない?」、と思い始めました。そして1人で自宅を探してみようと決意します。まずは近くの不動産屋に行こうか?と思っていると、アプリを発見。やはり今の時代スマホですね。自宅付近で広告などでよく見かけた「安居客(アンジュークー)」というアプリで試してみます。これを使って、絶対好条件の自宅を探してみせる!と意気込みます。

安居客アプリを使って自宅を探す

アプリを使って、条件を絞ります。会社から徒歩30分以内、水場が綺麗、5,000元(85,000円)以内!すると、アプリ内の写真や動画内には、中々良さそうな自宅が沢山見つかります。

アプリ内で担当者とチャットなどができます。担当者もお客さん対応に必死で、すぐに返事をしてくれます。「今日の夜、自宅を見に行ってもいいですかぁ」と聞くと「OK」、なんて二つ返事もザラにあります。とにかく良さそうな自宅を持っている担当者さんとコンタクトを取っていきます。

中国では気軽にチャットでお互い連絡を取り合います。日本のように変な気遣いはありません。

自宅を直接見にいくことに

さて、いくつか良さそうな自宅を紹介してもらえそうで、心弾ませ担当者と待ち合わせします。すると、待ち合わせに来たお兄ちゃんは、白Tシャツ一枚(笑)。こう言うリラックスした中国が本当に好きです。フットワーク軽く、自宅に連れて行ってくれます。

連れて行ってくれた自宅は、会社の隣のビル、25階、なんと現在自宅の内装中。とても綺麗。

あれ?でもアプリで見た自宅じゃないよね?笑 後で徐々に分かってきましたが、アプリ内の写真や動画は殆どが「釣り」のようです。まずはアプリでコンタクトしてもらう、それからこう伝えます。「もうその自宅は埋まってますので他のを探します」。これに僕も見事に引っ掛かったわけです。

中々良さそうな物件、、、でも

それはさておき、綺麗な自宅。言うことないけど「絶対5,000元じゃないよね?」と担当者に聞いてみると、5,000元だと言う。どう言うことでしょう…。と、よくよく聞いてみるとどうやらシェアハウスのようなものらしい。ん〜、そう言うことかぁ。広い自宅の中で紹介された部屋が下の部屋。

この一部屋とトイレ、シャワーだけで5,000元は高過ぎる…。

確かに綺麗ですし、トイレもシャワー室もある。でも狭すぎです笑。さすがにこれは…、と言うことで断念しました。中国人の若者は、上海の家賃が高すぎて、殆どの人が部屋を誰かとシェアしています。ここも同じように、何人かに分けて部屋を貸しに出しているようです。

担当者に、シェアは嫌だ、と伝えます。そして、他にも候補はないか、と聞くと「“电梯(エレベーター)“で5,000元はない」と言います。ん?「エレベーター」ってどう言うこと?これは話していくうちにわかりました。「エレベーター」のついている自宅は比較的新しい自宅(新しいと言ってもおそらく2000年以降に建てられたマンションでしょうか)であり、比較的家賃が高いようです。略して「电梯(エレベーター)」。担当者の人曰く、通称エレベーターと言われるところは家賃相場が8,000元(126,000円)は最低する、とのこと。

担当者も必死で、「“エレベーター“だけど4,500元で自宅があるよ、行ってみるか」と聞かれます。早速行ってみることに。すると、こちらもまたまたシェアハウス。エレベーターの付いた、確かに見た目は立派な建物です。でも中を覗いてみると、狭いし清潔感もない。と言うことでこちらも断念しました。

この一部屋にシャワー室がついて4,500元、、、高い。

大体の自宅相場

他にもいくつか見て回って、大体気づきます。ここら辺の地域で自宅を探そうとすると、「エレベーターのついた比較的新しい建物で、清潔感のある自宅は8,000元以上」、或いは、「エレベーターのつかない5階建ての古い住宅で清潔感のある自宅は5,000元くらい」。さすが、上海浦東の中心地。少し高い。不動産の人に聞いてみると、家賃の相場も毎年上がっている、と言います。コロナ禍の影響はないのでしょうか?担当者曰く、感じられないとのことです。

上のようなビル(“エレベーター“)は比較的家賃が高い
上のような古い住宅は比較的家賃が安い

上海で不動産を持っている上海人の大家さんは強い。毎年のように平気で500元(8,500円)単位で家賃を上げてきます。さすがに来年500元アップする、となれば引っ越そうと思います。家賃との戦いはこれからも続きます。

Author

nqj16517@gmail.com
Total post: 327

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です