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【上海】高鉄のチケット購入方法が変わった!紙のチケットが必要なくなる

上海から安慶へ

上海から安慶というところに出張に行くことになりました。高鉄(日本でいう新幹線)での乗車時間は4時間以上。南京よりも先のところにあります。車だと6時間以上かかるということで、ここは無難に高鉄を使うことにしました。

チケットを購入することに

高鉄のチケットの購入方法は色々ありますが、どうやら最近チケット購入方法が少し変わったとのこと。どうやら2019年11月以降に変わっていたようです。

今までのチケット購入方法

今まで高鉄を購入する場合、以下のような方法が考えられました。

  1. スマホ(12306アプリかCTRIPアプリ)で予約後、高鉄(上海で言うと、「上海駅」か「上海虹橋駅」)の窓口でチケットを引き取る
  2. スマホ(上記アプリ使用)で予約後、上海市内にいくつかある代理店でチケットを引き取る
  3. スマホ(上記アプリ使用)で予約後、チケットを送付してもらう(1〜2日後に届く)
  4. 高鉄駅の窓口で直接購入する

以前の私のチケット購入方法

以前なら上記チケット購入方法の「1.」を使うことが多かったです。高鉄の出発時間の直前に窓口でチケットを引き取るため、窓口で並ぶ時間が非常にもったいないという問題がありました。また、並ぶ時間が読めない、ということもあり、高鉄の出発時間の40分前には駅に到着するようにいつも時間調整をしていました。

実は窓口に並ばなければならないのは外国人だけであって、中国人の場合は「身分証」を使って自動チケット引取機があり、簡単にチケットを引き取ることができます。簡単にチケットを引き取ることができるため並ぶ時間が少なくて済みます。外国人とは大違いです。

以前と変わったチケット購入方法

では現在、チケット購入方法はどのように変わったのか?以下のようにシンプルになりました。

  1. スマホでチケットを購入

つまりスマホで事前に予約する必要がなくなり、スマホでチケットを購入することができるようになったということです。

スマホでチケット購入すると、紙のチケットは必要ありませんとの表示が出てきました。
紙のチケットの代わりに、「電子チケット(電子客票)」という名称となりました。スマホでこのチケットの内容を確認できました。

紙チケットがない

スマホでチケットを購入することになりますが、つまり今まで手元にあった紙のチケットを事前に手に入れる必要がなくなりました。では、その紙チケットなしでどのように駅内に入るのか?

駅内を入るとすぐ、自動改札機のような機械が並びます。この並びの一角に「人工通道」というところがありますのでそこで受付をしてもらいます。チケットが手元にないのですが、チケット購入に使った身分証(つまりパスポート)を見せれば、それだけで駅内に入れるようになりました。今まではパスポートとチケットが必要でしたが、現在はパスポートのみでよくなりました。これは便利!

自動改札機が並びますがここからは外国人は入ることができません。
こちらで高鉄のスタッフが外国人の対応をしてくれます。事前にスマホでチケットを購入しておけばパスポートを見せるだけで構内へ入れてくれます。

出発の際は?

出発時間になると、駅内にある自動ゲートを通りプラットフォームに入ります。以前はチケットが手元になければ通り抜けることができませんでしが、現在は自動改札機にパスポートをかざすだけで通り抜けることができるようになりました。本当に紙のチケットが必要なくなりました。

出発時間の10分前に、プラットフォームに入るために再度自動改札機を通らなければなりません。
この自動改札はパスポートでは入れません。中国人用の改札機です。
こちらの自動改札機はパスポートをかざせば通り抜けることができます。
こちらの機械でもパスポートを使って通り抜けることができます。

紙チケットがないということは発票がないということ

スマホでチケットを購入するだけで高鉄を乗れるようになりました。これは非常に便利ですね。しかし気をつけなければならないのは、以前まで使用していた紙チケットが発票の代わりになっていることに変わりはないということです。発票とは日本でいう領収書のようなものです。中国では発票がないと会社の経費になりません。

今回の出張時、なぜか高鉄駅の窓口が朝早すぎたせいか開いてなく、窓口で紙チケットに関する質問をしてみようと思っていたのですができませんでした。その質問とは、「紙チケット(発票)が手元にないのなら、どうやって発票を受け取るのか?」ということです。

朝早すぎたせいか窓口が空いてませんでした。それにしてもなぜこんなに真っ赤なのだろう…。

ちなみに上海(火車)駅の営業時間は午前5時から深夜0:15時までやっているはず。しかしこの日、朝の5時に窓口に到着しましたがなぜか空いておらず…。よく分かりません。

紙チケットが手に入らずそのまま上海駅を出発

仕方がないので紙チケット(発票)が手元にない中、上海駅を出発。無事安慶に到着しました。安慶駅に到着したすぐそばに窓口を発見!早速勇気を持って聞きに行くことにしました。するとそこでその場で紙チケットを発行してくれました。どうやら高鉄に乗った後でもチケットを発券してくれるようです。つまり、出発時間までにチケットを発行しなくても良くなったということ!うん、まあ前よりはましでしょう。

今後は電子発票が発行されるか?

でも、電子発票でも発行して、メールで送付してくれるようになればもっと便利なのに…。現在は電子発票は中国ではよく使われております。電子発票とは、PDFファイルの電子データに発票情報が入っているものです。通常の発票と同じ効力を持ちます。よく使われていますが、なぜか高鉄ではまだそのシステム導入されていないよう…早くして。

今後はQRコードを使うことになるか?

どうやら今後はスマホでチケットを購入すると同時に、アプリ上にQRコードが表示されるようです。そうすれば今後はいちいち高鉄に乗る際にパスポートを手元に用意しなくても済むかもしれません。パスポートを持ち忘れて、高鉄に入る際に気づき、乗れなかったということは往々にしてあります。私も以前ありました…。しかし今後はスマホ一つあればパスポートも必要なくなり、非常に便利になるかもしれません。

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