来チャイナ-上海

【2021年6月上海】ぶらぶら城壁-中華路を歩く、歴史風貌区は新旧入り混じった風情のある景色がある

ただただ上海をぶらぶら歩いてみました。場所は豫園周辺の中華路。古い昔上海の城壁が聳えた場所。「小南門」から上海城壁内を通ってから、城壁に沿った中華路を歩きます。城内は「歴史風貌区」に指定されていて、昔ながらの上海の住宅地だけでなく、新しく建てられたマンションも見られます。新旧入り混じった景色に風情を感じます。

赤丸の「小南門」からスタート

上海は古くは円状に城壁で囲われてた訳ですが、今回は南半分を堪能します。地下鉄9号線の「小南門」駅がスタート。

黄色線は昔の城壁

この「小南門」駅、丁度中華路沿い、つまり上海城壁沿いになります。まずはここから城内に入っていきます。城内は「歴史風貌区」に指定された場所です。早速入り口にある商店の住宅が昔ながら。

今回歩いたルート。赤線が城壁内、黄色線が城壁沿い。
城壁内へ。右手の「商店」の建築様式が昔ながら

「石庫門」というのだそう。上海の伝統的な建築様式で、中国と西洋様式が入り交じっています。歴史風貌区にはこういった昔ながらの家が並びます。

どんどん奥に進みます。時折通り過ぎる外食デリバリーサービスの電動バイク車の通りすぎる音くらいしか聞こえないくらい人がいません。窓やドアはコンクリートで埋められています。

どうやら人は住んでいないようです。

あれ、ガレージにベンツが止まっている。このミスマッチが面白い。ここら辺の家は、今おそらく売買できないと思われますが、こんなボロボロの家でも価値は軽く億を超えるのでしょう…。昔この家に住んでいた人が上海市政府から追い出されついでに持ち家をもらったか、お金をもらったか、その資金を元手にベンツを買ったか。勝手に想像します。

煉瓦造り、雰囲気あるなぁと、近づいてようく見てみるとただただ筆絵で描かれたよう笑。なるほど、見た目が大事ですからね笑。

でも対面にある黒煉瓦造りの家は筆絵ではありませんでした。

左手には新し目のマンションが、右手には石庫門。門上に「1925」と書いてありますが、製作年でしょうか。100年くらい前のものなのかな、本当かなぁ。

さて気づけば城壁内も終わり、西側の「中華路」に到着。つまり城壁のあったところです。中華路の交差点、向かって北側。城壁内側の建物も、城壁外側の建物も似ている。しかもようく見ると建物に「1978」の記載が。同じ時期に建てられたんですね。

ところが向かって南側。城壁内は昔ながら、城壁外は新しいマンション群がずらっと並びます。

しばらく城壁に沿って中華路を歩きます。城壁外の住宅はボロボロで、新しくマンションでも建ちそうな雰囲気です。

それでもまだ窓やドアにコンクリートが埋められただけで、破壊されずにじっと建っている昔ながらの家も数軒並びます。

古臭い家の後ろには新しい高層マンションが建築中。「壊されてたまるか」、とそんな声が聞こえてきそうです。ここら辺は超一等地ですから、売りに出されたら早いでしょう。古い上海はこうして無くなっていくのでしょうか。もうすでにかなり無くなってはいるのでしょうが…、僕は知りません。

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