来チャイナ-広州

【2021年5月広東省-茂名】人生初めての犬食、鍋料理に挑戦

中国国内では犬食文化(犬を食べる)があります。中国に渡ってはや4年。ついに食べる機会に恵まれました。上海に4年間以上住んでいますが、今まで食べたことはありません。今回広州市から高鉄を使って2時間かかる少し田舎な町「茂名(マオミン)」で初めて食すことに。マオミンでは割と一般的なようです。今回は犬の鍋料理。ドキドキしながらグツグツいう鍋を見つめます…。

中国では犬食文化があるというのは知っていましたが、昔の話かな?と勝手に思い込んでいました。或いは本当に「ド」がつく田舎で食べるものなのかな、とも。確かに茂名(マオミン)は田舎なのかもしれません。なんせ広州駅から2時間もかかりますから。でも思っている以上に若者も多いし、ビルも多い、近代的な感じを受けました。そういう町でも犬食文化が一般的であるというのは意外でした。

さて、お店に向かいます。看板に「大锅狗」と書いてあります。「锅」が日本語で「鍋料理」、「狗」が「犬」という意味。つまり犬の鍋料理です。

店内はこんな感じで、各テーブルにコンロが置かれています。

厨房は生々しくお肉が並べられています。これを使って調理してくれるよう。この時点で少し怯みます。頭の中では自分に何度も「牛肉も、豚肉も鶏肉も同じじゃないか」と言い聞かせます。

しばらくすると鍋が目の前にボンと置かれます。おぉ、この中にもう入っているのか…。ドキドキしながら鍋を見つめます。

タレも手元に。これは中々美味しそう。ほう…、このタレにつけて食べるのね。山芋も適宜鍋に入れるようです。

しばらくすると鍋が出来上がったよう。早速食します。

ん、美味しい。どちらかというと牛肉に近い。友達からスープも飲むよう勧められる。スープも美味しい。人によってはこの香りがダメな人がいるようです。店内に入った時から匂っていたこの独特な「カレー」のような匂い…。店内に入った時は、犬の臭みを消すための「カレー粉」のような調味料が多く使われるのかな?と思っていたのですが、とんだ勘違い。

食べ物に感謝をしながらしばらく頑張って食べていたのですが、ついに気持ち悪くなってしまいました…。味も匂いも全然問題ない。ただ気持ちの問題です。お会計は160元、日本円にして2,500円程度。友達に聞いたところやはり普通の牛肉や豚肉、鶏肉を使った料理と比べると多少割高とのこと。いい経験になりました。気持ちの問題だけで最後の方は食べられませんでしたが、本当に美味しく頂けました。いつも以上に食に対する感謝が込み上げてきました。

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