【上海-2020年】歩行者用信号機に監視カメラ、交通ルールを管理している
「監視カメラ付きの歩行者用信号機で違反者探し」
自宅付近の交差点。浦東の中心街の一角にあります。
車両用の信号機の隣に立っているのは歩行者用の信号機です。この歩行者用信号機が、実は監視カメラの役割も担っています。歩行者が違反していないかをチェックしています。
信号機は、常にスピーカーから出た録音音声で「信号を守りなさい、ツラツラ…」と永遠しゃべっています。信号機の下部にもしっかり、「遵守 交通 信号」、つまり「交通信号を守りなさい」と書いてあります。そして、おそらく最上部にある黒画面がカメラになっているのでしょう…。
カメラによって常に監視されているようで、信号機の中央部には撮影画像がリアルタイムで流れています。
この撮影画像の画面は上部、中央部、下部の3面に分かれています。上部をみると、「您已涉嫌违法!」の表示と、犯罪者のようなおじさんのマスク画面が…。これを訳すと、「もうあなたは法律違反の容疑をかけられてますよ!」となります。厳しい…。
中国では顔認証で個人情報が筒抜けです。国が管理していますから。この信号機のカメラ一つでも誰が通ったのか一発で分かってしまう。本当すごいですよね…。
歩行者だけでなく、上海市内の交通は全て監視カメラで管理されています。ちょっと停車禁止場所に車を置くだけで、自分のスマホに「違反しました」という通知が来るような時代です。この厳しさで最近の交通マナーも大分良くなりました。
そういえば私も時々この交差点を通りますが、違反してないのかな?実は自宅のポストに違反通知が来てたりして…。最近見てなかったので要確認ですね。あと、法律違反の容疑にかけられたマスクのおっちゃんは、これで罰金になったのかな?ただの脅しだったのかな?容疑だからまだ大丈夫なのかな?まだまだ疑問が多いです…。