【2020年上海】コロナウイルス現地状況-QRコード「随申码」が団地等の通行証の代わりに
団地の出入り、会社ビルの出入り、ショッピングモールの出入りなどなど、新型肺炎の影響で制限が掛けられています。公共の施設に出入りする都度、体温測定や名前の申告、電話番号の申告、などなど様々な申告をさせられました。その申告方法は日々変化しますし、場所によっても方法が異なります。
最近になって、出てきた申告方法がAlipayアプリを使った「随申码(スイシェンマー)」です。Alipayアプリとは、電子決済が利用できるスマホ用のアプリです。現在中国国内ではこのアプリを使ってない人はいないでしょう。なくてはならないアプリです。そのアプリ内にある機能を使うと、公共の場所の出入り口が可能になります。
「随申码」はQRコードの形をしたマークです。Alipayアプリ内にあります。このQRコードが緑色になっていれば、最近は上海市以外の場所には行ってない、という証明となります。団地、会社ビル、ショッピングモールの出入りで有効なのだとか。
緑色以外には赤色とオレンジ色があり、それぞれ「病院などでの隔離が必要」「重点地区などから上海入りしたので14日間の観察期間が必要」という意味があるそう。
このQRコードの表示の方法は非常に簡単で、Alipayアプリのバナーを押して進めばすぐ表示されます。
最近はAlipayアプリのホーム画面に「健康码」というのがあるので、それをタップすれば表示されるようになったようです。
それにしてもAlipayアプリは、最近上海市以外の場所へは行っていないというのをどうやって判断しているのでしょう?これは調べてたのですが分からず…。上海市の外に出る際の高速道路でQRコードをスキャンされて記録されるか?GPS機能で記録されるか?それともAlipayアプリを支払いで使用した場所の記録を取られるか?それにしても恐るべし機能です…。
ちなみにWechatにも同様の機能がありますが、外国人はダメなのでしょうか、使えません。
それにしてもこのスピード対応、こういうアプリをささっと作ってしまう今の中国は本当にすごいですね。