来チャイナ-上海

【2020年3月上海】29日コロナウイルス現地状況-地下鉄の赤外線カメラが体温を測定

現在の上海では新型肺炎の対策の一つとして、公共施設(モール、会社ビル等)などに入る際に体温測定や場合によっては氏名や携帯番号の記載などを求められます。そして地下鉄に乗る際も体温測定がありますが、その際はモールに入ったりするのとは少し違います。

日本とは違いマスクは皆100%身につけています

上海の地下鉄は日本と比べてかなり厳しく、毎回荷物検査機の中にバッグなどを入れるよう求められます。空港に行った時に調べられるのと同じですね。その荷物検査をする場所で、現在は体温測定も実施されています。

荷物検査機の場所で同時に体温測定する「測温区」

荷物検査期の前に「測温区」という表示がありますが、ここで体温を測定されます。モールや会社ビルなどの公共施設などでは、手首を出し、そこに赤外体温測定器をかざします。「ぴっ」と音がして、すぐに測定器のパネルに温度が表示されます。正直精度が悪く適当です…笑。33度、とかよく出ます笑。形だけになってます。

モールなどではスタッフが赤外線の体温計を手首に当てて測定します。精度は良くない。

ですが地下鉄でこの測定方法を実施していると、おそらく捌き切れないのでしょう…。ということで、現在は赤外線サーモグラフィカメラを使って体温を測定しているようです。おそらく、通り過ぎる人をカメラで写し、モニターで体温を見ているのでは。そのため、いちいち手首をかざす必要はなく、ただただ通り過ぎるだけで問題ないということになっています。

荷物検査、体温測定の場所ではカメラが4台とモニターが3台が設置され、スタッフが監視している

ある駅では、何とモニターが3台も設置されていました。そこに監視人がずっとモニターを眺めています。

そして先日「淮海中路」駅というところの荷物検査場所ですごいのを発見しました!何だか大きなボックスができています。今はまだ置いてあるだけのボックスですが、そのうち使われることになるのでしょうか?ボックスの上部梁には「安检通道(Security Check)」と書いてあります。そして中には人が入れるくらいの通り道があります。

ある駅で誕生した「安检通道」ボックス。どのように使われるのかこれからが楽しみです。

もしかしたら近い将来、この「安検通道ボックス」を通るだけで全て完結するのでは?つまり、荷物検査も体温測定も、このボックスを通るだけで大丈夫。

もっと勝手な想像をすると、通るだけで誰が通ったかも分かってしまう、ということもあるのでは?中国では個人情報は「身分証」カードに凝縮されており、国がその情報を管理しています。このボックスがその身分証を読み取ってしまうなんてこともあり得るのでは?

すごいスピードで変化する中国ですから、そんな日も近いのかもしれません…。

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