【2021年5月上海】電動自転車にもヘルメット着用義務が課される、1個1,000円程度の安さに感激
2021年5月1日から電動自転車の乗客に対してもヘルメット義務が課されました。毎日電動自転車での通勤時間はたったの5分程度。ヘルメットも被らず、自転車に鍵を入れスイッチをオンすれば、後はスイスイ進むだけ。本当に便利で気軽な乗り物だったのですが、ついにこの日がやってきました。まぁ考えてみれば、「自転車」とはいえど50〜60km走る乗り物に今までヘルメット義務がなかったことの方が不思議なくらいです。仕方がないので僕もヘルメットを購入することに。どんどん厳しさが増していく上海です。
2019年の12月に購入した電動自転車。当時ネットで3,000元(48,000円)程度で購入。もうかれこれ1年半ほど使っています。雨の日以外は通勤でほぼ毎日使用しています。今のところ小さい修理を除いて、大きな故障はありません。今まではヘルメットの義務がなかったので本当に気軽に使うことができました。以下の表に今回のルールの概要がまとまっています。
上表の3行目に「電動自転車(电动自行车)」の記載があります。この表を見ると、電動自転車は16歳以上、1名の12歳以下の子供を乗せることができる、運転手と乗客は共にヘルメットを被らなければならない、と書かれています。表の右下には「上海市公安局」とあります。
ちなみに1行目は「オートバイ(摩托车)」、2行目は「簡易オートバイ(轻便摩托车)」、4行目は「自転車(自行车)」です。自転車以外は全てヘルメットの義務があります。「簡易オートバイ」って日本で言う原付のことかしら?
電動自転車は中国では非常に一般的で、僕の自宅付近にも電動自転車の店舗が沢山あります。ネット通販でヘルメットを購入しようとも考えましたが、まずはとりあえず店舗に出向いてリサーチ。
バイク屋さんにヘルメットの価格を聞いてみると、なんと60元、日本円にして1,000円程度。安い!100元(1,600円)以上はするかなぁ、もっと高いかなぁ、と思っていましたが、思っていた以上に安い…。こう言うものは本当に中国は安く買えて便利。即購入しました。
さて、無事ヘルメットは購入できたのですが一つ困ったことが…。ヘルメットの置き場所です。毎日通勤する際、ヘルメットをどこに置いておくか?
自転車にヘルメットかけておく場合、鍵をかけなければ必ず盗まれます(以前は手袋を盗まれたことがあります)。ヘルメットと自転車を鍵で縛る方法もあります。ただし、この場合、雨が降った日はヘルメットが濡れてしまいます。
色々考えた末、やはりバイクに鍵付きの箱をつけることにしました。バイク屋に向かいます。聞いてみると箱をつけることは可能とのこと。その場で10分程度でやってくれます。
まずは後ろの席を外し、支えのようなものを取り付ける。そこの上に箱を載せて完成!え、こんなに簡単にできるの…。こういう箱があれば色んなものを入れて置ける。例えば冬場は手袋、それから雨具なんかも。これは便利!
そしてお値段はなんと…、合わせて100元!1,600円程度です。そんなに安いの。安すぎてひっくり返りそうになりました笑。電動自転車は庶民の味方ですね…。しがない現地採用サラリーマンからすれば目から鱗。かなり不恰好なのですが本当に便利。
それにしても年々上海は規制が厳しくなるばかり。まぁ「普通」になってきたという風にも言えます。