【2022年1月上海】ホテルのプールに安く行く方法がグレーすぎる
公共プールに月に何回か足を運び、トライアスロンのトレーニングをするわけですが、非常に安く便利です。自宅の浦東からタクシーで行けば近いですし、一回40元(720円)と安いです。とても良いのですが、デメリットがあります。人が多いことです…。人によってはマナーの悪い人もいて、レーンの取り合いもあったりします。何回も行っているとこの混み具合が非常に気になってしまい、集中して練習ができません。というわけで別の場所はないか検討していました。色々考えていたら、友達から教えてもらいました。ホテルのプールを使う方法がありますのでご紹介したいと思います。
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ホテルの場所とプールの価格
今回行ってみたホテルですが、場所は静安寺駅付近と最高の立地。料金は一回きりで、130元(2,340円)と結構高いです。ちょっと高いですが、たまに行くのはいいかなと思います。ちなみにホテルは一泊600元(10,800円)程度、上海ではそこそこのホテルかと思います。ここのホテルのプールを使えるのかと思うとテンションが上がります。
プールは残念
ですが、腰を折られました。プールレーンの長さは残念ながら片道15m程度…。事前に調べたアプリ内の画像を見る限りとても広いのですが、最近の画像加工技術に完全に騙されました。正直狭すぎて、練習になりません。とは言いながらもこの狭い中を50分程度泳ぎ続けたのですが、全く人に邪魔されることもなく、ゆったり泳ぐことができました。1月31日に行ったのですが、春節休暇の大晦日ということもあって人は少ない。春節後の通常日の混雑具合が気になります。兎にも角にも、比較的リラックスして泳ぐことができました。
ジムも併設している
実はプールだけではなく、ジムもあります。ジムには全く興味がありませんので使うことはありませんでしたが、使う人にとってはお得ですね。こちらも全然使ってる人はいませんでした。
ジャグジーがある
プールの狭さには失望しましたが、良かったのは3m×5m程度のジャグジーがあることです。その他、サウナ、シャワー室もあります。プールで疲れた体をこのジャグジーで癒します。ここもそれほど人は多くなかったので、ゆったりジャグジーに浸かることができました。湯船が自宅にない僕にとっては本当に最高の瞬間でした。
アプリ上で「利用できる権利」を購入
さてさて、ところで、なぜホテルのプールを僕みたいに全く関係ない人が出入りできるのか…。そう、ここは中国、、、色々なことをしてる人がいます。
かなりグレーな方法ですが、アプリ上で見知らぬホテルのジム会員の人から「利用できる権利」を購入します。おそらくこの見知らぬホテルのジム会員の人は年間パスなどを持っているのではないかと思います。それをアプリ上で販売しているのだと思われます。
「闲鱼(シエンユー)」アプリで購入できる
そのアプリとは近年有名になった「闲鱼(シエンユー)」アプリ。日本でいう「Yahoo!オークション」です。中古品を個人間で売買できるアプリです。何とこのアプリ上でホテルのジムを利用できる権利を売っている人がいるのです…。そんなのありか!
アプリ上で「游泳(スイム)」を検索してみると何件かでてきます。いくつか候補が出てきますが、気になった販売者にまずはメッセージで聞いてみます。
見知らぬ販売者からメッセージ
「今日は大丈夫ですか?」と送ってみると、すぐ返事が来て「OK」。早速アプリ上で決済します。すると販売者からメッセージが来ます。ホテルの4階に行って、この画面をスタッフに見せてください。この「確認画面」が大事です。これを見せればジムを利用させてくれます。販売者もグレーなのはおそらく承知で、メッセージで「友達からもらった“確認画面“を見せている、とスタッフに言えばスタッフも分かってくれるから(特に追求されない、問題はないでしょう)」と送ってくれています。
実際ジムに着いた際に受付のスタッフにこの「確認画面」を見せると、スタッフが「友達からもらった画面か?」と特に隠すこともなく言われました。あぁこのスタッフも事情は知っているのだなぁ、と感じました。いいのかな?と思いながらもジムに入って行きました。
考えれば考えるほど「裏世界」がありそうですが、中国ではよくあることですし、ある意味伝統芸的な感じも受けます。これからも無くならないでしょう。