来チャイナ-上海

【2022年6月上海】無茶苦茶お高い16万円!上海の歯医者さん

 上海に来て5年以上が経ちましたが、歯医者だけは怖いと思いずっと避けてきました。しかし2ヶ月の長い隔離期間中に、以前日本で処置してもらった詰め物が取れてしまい行かざるを得なくなってしまいました。なんとなく中国の歯医者というと「雑なんじゃないか。適当な治療しかされないんじゃないか」と考えてしまいます。しかも海外旅行保険も効かない。できれば行きたくないと思っていましたが、ようやく重い腰を上げて行くことにしました。

 

 今まで上海で何回かは、病院に行ったことがありました。上海市内ですと、外国人専用の病院が結構あります。それらの病院には何度か行ったことがありますが、費用がとにかく高いです。「まして歯医者となるときっと高いだろう」と思い、今回はローカルの歯医者に行くことにしました。ローカルの歯医者ならそれほど高くはないでしょう。中国版「食べログ」のような口コミアプリで早速探してみます。すると近くに評判の良い歯医者を発見。とりあえずそこに行ってみることにしました。

 クリニックに入ってみると、比較的清潔感があるのでホッとしました。今回は日曜日の13時に予約をしていました。仕事の時間外に行けるので便利です。最近はコロナ政策が厳しいのですが、このクリニックも同様で、入るには48時間以内の核酸検査結果が必要です。

 

 しばらくすると呼ばれました。まずはレントゲン検査です。あっという間に終わりました。終わると次は診療部屋へ。長らく座っていない診察チェアです。「ここにだけは座りたくなかったなぁ」と思いながら渋々座ります。

 

 しばらくすると先生がレントゲン写真を持って現れます。色々説明してもらってから、最後に価格を提示されます。なんと7,840元!日本円にして16万円弱!思ってた以上に高くて目ん玉が飛び出そうになりました。セラミックスの詰め物一つが3,680元。日本円で73,600円です。それが二つ。麻酔が100元で2,000円。臨時的な詰め物が380元。日本円で7,600円。一個の歯は虫歯になってるらしく、ちょっと痛みがありました。「もうこれは背に腹はかえられない」と覚悟を決めOKを出します。

 

 OKを出すと早速施術に入ります。まずは注射。最近の注射って全然痛くないのですね。あっという間に注射はおしまいです。ですが、なんとなく恐怖は残っています。「心配…」と思い手を握り拳にして、痛みもないのにグッと堪えます。日本で埋めてきた「銀歯」を一度削って、一時的な詰め物を入れてもらいました。聞いてみると中国では銀歯は一般的ではないみたいです。施術は1時間かからない程度でしたでしょうか。痛みは全然なく、「良かったぁ」と安心しました。

 中国では日本と違って何度も「通院する」といった概念がないようです。支払ったお金の分だけ治療する。非常に分かりやすいです。日本では何回かに分けて通うことが多かったですが、中国ではその必要がありません。

 

 治療は痛みもなく、基本的には殆ど問題はありませんでした。気になった点を強いていうなら、うがいさせてもらえる回数が少なかったり、よだれを吸い取るバキュームが喉に当たったり、色々雑であったり、といったことでしょうか。先生はとても優しい方で、色々気を遣ってくれました。ちなみに日本語がちょっとだけできる先生もいて、丁寧に説明もしてくれました。

 

 親知らずがあったり、少し虫歯気味になっているところもあったり、まだまだこれから上海の歯医者でお世話になりそうな気がします。

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