来チャイナ-上海

【2023年2月上海】中国から日本に300万円送金し、学費を支払うことができた

　この度オンラインMBAを受講することとなり、300万円以上もの大金を振り込まなければならなくなりました。振込先は日本の口座です。僕は現金の殆どを中国の人民元建で持っています。中国の現地採用サラリーマンですので、給料は全て人民元建。日本円も多少持っていますが、足りませんでした。さてどうしよう…。結果、中国の銀行から日本への送金ができて無事支払いを完了することができましたので、日本への送金方法をお伝えしようと思います。

支払い方法は二つ

　支払い方法は二つ考えられます。一つ目は「学費」として、企業に対する「費用」をお支払いする方法。二つ目は、まずは自分の日本口座へ送金して、振り込まれた自分の日本口座から企業に支払いをする。一つ目の方法は、個人から企業への支払いになりますので、何かしらの契約書が必要だとのことでした。契約書がないな…。僕の応募予定の企業は「申込書」しか出していない。日本への送金に対する規制が厳しいという印象を中国の銀行に対していつも感じているので、「日本企業への支払いは少し手続き面倒なのでは？」と直感的に感じました。問い合わせた銀行の担当の人も企業への支払いだと少し面倒な素振りを見せましたので、すぐに「日本の自分の口座に振り込みたいです」と切り替えました。結局二つ目の方法で送金することにしました。

銀行に出向き、直接聞いてみる

　必要な資料はなんですか？と銀行の担当者に聞くと、すぐ教えてくれます。①雇用契約書の原本、②個人所得税の納税証明書（QRコード付き、原本不要）、③パスポート原本、④銀行カード、が必要なものとのこと。僕の場合、これらの資料はすぐに取得できました。個人所得税の納税証明書もスマホの「個人所得税アプリ」というのがあり、そこからすぐ手に入れることができます。このアプリで、所得税の控除の申請ができるので時々使っています。このアプリ内の以下の写真の赤マル部分から期間をソートして証明書を取得することができます。ただし、僕の同僚の日本人はこのアプリから証明書が取得できなかったと聞いてます。なぜできないのか分からないのですが、その人はどうやら一度税務局に出向かなければならないようです。原因は不明です…。幸い僕はすぐ取得できました。

翌日9時50分頃、再度銀行へ

　昨日説明してくれた担当の人が店舗にいたので話が早かったです。教えてもらった四つの資料を手に、まずはATM機のような機械の前に。ここで必要な情報を入力していきます。中国での住所や日本の住所も記入が必要でした（大雑把な住所で良いみたいです）。日本の銀行口座のSwiftコードも必要です。僕はその場でスマホを使って検索しました。三井住友銀行でしたので、「三井住友銀行　〇〇支店　Swiftコード」などと検索すればすぐ出てきます。10分程度で完了し、申込書のような紙が出てきます。

10時頃、銀行内窓口に案内される

　先ほど受領した申込書のようなものを窓口の担当者に渡します。もっと来た資料も渡します。さすがに6年も中国にいると、こうやって臆せず銀行に一人で来れるようになるものですね。我ながら感心します。色々署名とかもさせられて、手続きが無事済んだようで300万円の送金手続きが完了したようです。良かった…。

為替レートや手数料等

　為替レートは1元およそ19.2円程度。まずまずいい感じ。その他に手数料が156.45元（3,000円）と郵送料金80元（1,600円）がかかりました。さらに、日本側の銀行での手数料が4,000かかり300万円から差し引かれます。これは注意が必要ですね。郵送料金とは何でしょう？日本への送金が完了した際に、日本の住所宛に送金が完了した旨の通知が届きましたので、その料金かもしれません。銀行の担当者がいうには、「今までもらった給与分を上限とした金額した振り込めない」ということはないようでした。「1回に300万元振り込めますよ」と担当者は言っていましたが本当かどうかわかりません。「とにかく、また日本に送金が必要なときは、今日手渡しした資料を持ってきてください」と言われましたので大切に保管しておきます。

翌日に日本の口座に振り込みが確認された

　銀行の送金手続きが済んだ日の12時38分にショートメッセージで銀行から「300万円振り込みできました」と通知がありました。そして、翌日の午前中に日本の銀行口座からも振り込み完了のお知らせが来ました。

オンラインで振り込み

　さて、最後の仕上げとしてオンラインで学校へ支払いを済ませます。最初振り込もうとしたとき、「一回の振り込みは50万円が上限です」とエラーが出てきて焦りました。せっかく300万円も振り込んだのに、オンラインで支払えないのかな…。ですが、よくよく見てみると、「上限金額の変更申込」がありました。ドキドキしながらこれに申し込んでみると、、、成功！振り込み上限金額が一気に上がりました。意外と簡単に上がるものなのですね。これで無事振り込むことができました。