来チャイナ-上海

【2022年12月上海】江沢民氏追悼でSNSや通販アプリの画面が白黒表示になった

 先日、中国元国家主席の江沢民が亡くなり、追悼で中国のあらゆるアプリ(SNS、通販アプリ等)の画面表示が白黒になりました。日本でいうと、ツイッター、フェイスブック、アマゾン、ヤフー、など日頃頻繁に使うアプリの画面が白黒になるのに等しいです。日本ではまずあり得ないですね…。中国共産党が企業をコントロールできてしまうのですが、政府の企業に対する影響力をこういうところに感じます。

白黒になったアプリ一覧

僕を含め、中国人の大多数が使っている以下のサイトのトップ画面が白黒になっています。代表的なものだけ挙げます。

SNS(日本でいうツイッター、フェイスブック):ウェイボー

電子決済(日本でいうペイペイ):アリペイ

通販(日本でいうアマゾン):タオバオ、京東

動画(日本でいうAmazonプライム、ABEMA):ビリビリ

音楽(日本でいうアップルミュージック):QQ音楽

口コミサイト(日本でいう食べログ):大众点评

ニュース(日本でいうヤフー):今日头条

ほとんどのアプリのトップ画面が白黒になった

共産党の中国企業に対する影響力

 ちなみに追悼の日にアプリの画面が白黒になることはしばしばあります。なので、個人的にはあまり驚きませんでした。例えば12月13日の南京大虐殺の追悼日(URL)なんかも同様です。しかし、人によっては知りませんので、「携帯が壊れたと思った」といった同僚もいました。日本のトップが亡くなる場合、日本であればヤフートップニュースになったり、テレビの報道回数が増えたり、ということに留まりそうなものです。中国企業が追随して共産党トップに向けて追悼の意思表示をするところを見ると、如何に共産党が中国企業に大きな影響を持っているかが分かります。

 中国の会社法では、会社は中国共産党規約に基づいて中国共産党の組織を設置して党の活動を展開するとの記載があります。そして中国共産党規約には、企業に三人以上の正式な党員がいる場合必ず党組織を設置しなければならない、という規定があります。つまり今回画面が白黒になったアプリを含めたほとんどの中国企業には、内部に党組織が存在していることとなります。そうやって共産党は企業をコントロールしています。

国務院アプリに江沢民の写真と一生を綴った記事が

 中国では政府の政策や動向が見れる「国務院」アプリがありますが、トップ画面はもちろん白黒になっています。国務院とは、日本でいう内閣に相当します。さすが国の政府アプリ、トップ画面を覗くと江沢民さんの若かりし頃の写真が掲載されています。

1947年。上海交通大学という超名門大学の卒業時の写真。

 その他にもトップ画面には「江沢民の一生」と題した記事もあります。記事は政府系メディア「新華社」によります。かなり長文で江沢民の生涯が綴られています。長過ぎて読みきれないほどです…。ふと目に入ったのは、「1926年生まれ」。この人も毛沢東と同時代に生きていた人ですね。大躍進政策、文化大革命の時代を生き抜いて、天安門事件後にトップに。色々な反省点から中国の経済成長を願っていたのでしょうか。

下方に1926年8月17日生まれと記載があります。
鄧小平と江沢民の写真。時代を感じる…。

 僕は昔、親の仕事の都合で1990年から1993年まで上海に住んでいました。小学生の頃ですので殆ど記憶はありませんが、今から思えばその頃は江沢民さんがトップでした。同じ時代を生きていたのですね。当時の上海はまだまだ発展途上でした。

最後に

 以前の中国であればSNSなどのアプリがなかったので、テレビの報道や新聞などで追悼の意思表示がなされてたと思われます。でも時代が変わったからか、今ではこういう追悼もなされるのですね。

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