来チャイナ-上海

【2022年9月上海】中国入国、10日間のホテル隔離。ようやく解除された!

7(ホテル隔離)+3(自宅での健康観察期間)

予定だと、9月9日から7日間ホテル隔離+3日間自宅での健康観察期間でした。健康観察期間は、不要な外出は避ける、人の集まりは避ける、など気をつけて生活しなければなりませんが外出は基本的にはできるという認識でした。まあどの道7日間ホテルで隔離にあえば自由の身!と考えていましたが、そんなに甘くありませんでした…。

隔離中に知らない電話番号から電話があり、「あなたの住んでいる自宅団地が健康観察期間の人を受け入れる体制があれば自宅に戻れる。受け入れ体制がなければ3日間は継続してホテルにいなさい」という内容でした。僕の住む団地がそんな受け入れ体制があるはずもなく、結局10日間のホテル隔離となってしまいました。最初から10日間と思っていればいいのですが、7日間から3日間延びると精神的には嫌でした。

隔離ホテル、備品、支給品

部屋

部屋はワンルームにシャワー室。壁が剥がれていて、古いホテルのようですが、気にはなりませんでした。

壁が破けている

シャワー

湯船はありませんでしたが、シャワーは通常通り使えます。お湯が出にくいこともありませんでした。お湯の出も良かったです。シャンプーと液体石鹸が4回分部屋に用意されています。僕は一回一回の使う量を調整して、10日間使いました。そんなことをしなくても、Wechatで担当に言えば普通にもらえるとは思いますが。

トイレ

ウォシュレットはありませんが、必要十分なトイレでした。日本のように流れは良くありませんが、全然問題なし。

冷蔵庫

冷蔵庫らしきものがありましたが、使えませんでした。使い方が分からないだけかもしれません。使う機会はなかったので、そのまま放置しました。

湯沸かし器

毎日のように使いました。お茶葉を持参していたので良く使いました。カップ麺を食べる人にもいいかもしれません。

寝具用シーツ

黒い袋にクリーニング済みのものが準備されています。自分でベッドや枕などにシーツ等を掛けます。

シーツの他に、トイレットペーパー、紙、スリッパ、シャンプー、液体石鹸、歯ブラシなど支給してもらえます

液晶テレビ

ネットばかり見ていたのでテレビは一切使いませんでした。日本のテレビが観れるかどうかは不明です。

結局一回も付けずに終わったテレビ

角部屋で、窓から景色が見れました。空気の入れ替えもできて良かったです。

外の景色が良い

Wi-Fi

Wi-Fiはホテルのが使い放題ですので、ネットサーフィンは問題ありません。

水500mlが24本のペットボトルがありました。10日間で22本ほど使いました。

歯ブラシ

5セット支給されました。歯ブラシと歯磨き粉です。歯磨き粉の量は決して多くはありませんでしたので節約して10日間もたせました。

トイレットペーパー

二巻支給されました。1個ちょっとしか使いませんでした。十分な量です。

1個支給されましたが多すぎるくらいです。最後はかなりの量残りましたので持ち帰りました。

スリッパ

二つ支給されましたが、結局最後まで一個しか使いませんでした。

マスク

7日間分ありました。ドアを開けるときはマスクをしなさいという決まりです。PCR検査員が時々部屋に来ますので、その時も必要です。体温測定の時も人が来ますので必要です。

消毒剤

タブレット上の消毒剤があります。これは部屋を退出する際に必要です。便器内に5粒、洗面器内に水を溜めて5粒入れる必要があります。でも結局退出するときにチェックも何もありませんでした…。

隔離中のご飯

お弁当が、朝食は8時、昼食は11時30分、夕食が17時30分、に部屋の前に置かれます。置かれる際にドアをノックしてくれるのでそれで分かります。マスクをしてドアを開けるとご飯が置かれています。刑務所のようです笑。

ご飯の量は非常に多いです。食べきれませんでしたので、毎回残していました。個人的に中華料理が若干苦手というのがありましたが、ご飯はまずはありませんでした。むしろしっかりしていました。噂で、「ご飯が不味くて食べられなかった」ということも聞いていましたが、全然そんなことはありませんでした。それでも苦手なものはありましたので、別途日本で準備していたお菓子なども食べたりしました。ちなみに1日100元(2,000円)です。西洋料理にしたければ300元(6,000円)だそうです。

お弁当の写真

以下にまとめました。

朝食の写真。肉まんが美味しかった。
昼食の写真。毎回ジュースやちょっとしたお菓子もついてきて楽しみだった。
夕食の写真。デザートにりんごやオレンジなどもついてきた。

隔離に必要な費用まとめ

ホテルは一泊250元×10日間=2,500元(50,000円)

弁当代は一泊100元×10日間=1,000元(20,000円)

合計で70,000円です。Wechatアプリ内で担当と連絡を取り合って、アプリ経由で支払いができるのでとても便利です。領収書(中国では発票、ファーピャオと言います)も電子データでもらえます。

ホテル代は9月11日に、食事代は9月16日に支払いました。事前に電話等で何かしら連絡が来て、確認後に支払います。

持参しておいて良かったもの

中華料理が苦手でしたので、白ごはんにふりかけをかけて食べて気を紛らわしていました。ティーバッグのお茶も持ってきて良かったです。暖かいお茶で隔離の鬱憤を紛らわせました。皆持っているとは思いますが、スマホ等でネット番組を見ていました。

お茶で毎日癒された。

持参しなくて困ったもの

髭剃りがなかったので10日間ずっと髭を伸ばしっぱなしでした。一応受付の人に髭剃りがないか聞きましたが、ないとのこと。中国は「交渉」の文化なので、「どうしてもお願い!」と言えば多分くれると思います。

部屋にコップも置いてありませんでした。ただしこれは受付の人に聞いて、「紙コップ」を準備してくれました。これがないとお茶が飲めないし、歯磨きもしづらかったです。

郵便物

中国では外食デリバリーサービス(日本でいうウーバーイーツ)で食事を頼むことが一般的ですが、流石にこれはできませんでした。郵便物は受け取ることができました。ただし、送ることはできませんでした。

PCR検査と体温測定

隔離中に何回かPCR検査が必要です。時々防護服を着た検査員が部屋に入ってきて喉に綿棒を突っ込んで行きます。ほんの数秒で済みます。僕がPCR検査を受けた日は次の通りです。9月10日9時、9月11日8時、9月14日8時、9月16日8時、9月19日8時、9月21日10時、の計6回。体温測定は毎日です。日本のようにちゃんと挨拶して、「はいー、測定しますねー」と丁寧な言葉はなく、ただただドアを開き検温の人に頭を向け「ピッ」とするだけです。1秒もかかりません。PCR検査も同じように1、2分で終わります。

一瞬で終わるPCR検査、体温測定。

隔離最終日

9月19日の21時に隔離解除されました。感謝の意を示し、日本人の心を忘れないと自分に言い聞かせ、最後の部屋の整理整頓はしっかりしていきます。ゴミをまとめ、シーツをたたみ、備品を片付けます。時間になるとホテル1階へ向かいます。そこで、「解除告知書」なるものを受け取り、すぐ帰らせてもらえます。

解除告知書。帰りのタクシーで使用した。それ以外は使用したことがない。

今上海では、アプリ内のQRコードが赤色になっている公共の場に入れません。赤色というのはPCR検査を受けていなかったり、要注意人物というわけです。今の上海では2日に一回はPCR検査を受けて、QRコードを緑色に維持しなければなりません。赤色だと何もできません。地下鉄も、タクシーも、自分の団地にも入れません。まだ隔離されたばかりだからか、QRコードは赤いまま…。先ほどもらった「解除告知書」というのを代りに見せなければなりません。

隔離ホテルから自宅までタクシーで30分程度ととても近いです。すぐタクシーを拾って、「解除告知書」を見せます。説明すると納得してくれて自宅まで送ってくれます。良かったぁ。

親戚などが迎えに来ている。

ちなみに次の日の午前6時30分には緑色に変わっていました。これで今まで通りの暮らしに戻れる…。長いようで短い隔離生活でした。

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