【上海】不動産価格が半端じゃない
不動産販売の営業マン達
土日に自宅を出かけるとよく見かける、不動産販売の営業マン達。私の自宅は「小区」、つまり日本で言う「団地」になっているのですが、団地には出入りのできる場所が3カ所あります。うち2カ所は警備員のいない場所となっていますが、そこでよくこの営業マンを見かけます。彼らは自宅販売を目的としており、周辺地域の自宅価格を記載した用紙を通りがけの人たちに配っては話かけています。警備員のいないところでやっているので、本来は「小区」の門前でこういった行為をするのは法律違反なのでしょうか…。
地下鉄6号線の東明路
それはさておいて、2019年7月にHSK5級の試験を受けに行った際に降りた地下鉄駅前(6号線、東明路という駅)にも不動産販売員がいました。彼らも同様に周辺の住宅価格を記載したチラシを配っています。
下の地図は上海市内の地図です。赤丸で囲ったところが地下鉄6号線の東明路の駅です。そして緑色で囲ったところが上海の中心部、黄色部分が日本人が多く在住している地域です。水色の川の左側を「浦西」、右側を「浦東」と言います。東明路は「浦東」に位置していて、中心地、という訳ではありません。
高額な住宅価格
にもかかわらず…。配られているチラシに載っている住宅価格を見ると、驚くべき価格となっています。
- 84平米:600万元(約9,000万円) 一平米あたり約107万円
- 58平米:280万元(約4,200万円) 一平米あたり約72万円
- 65平米:355万元(約5,300万円) 一平米あたり約82万円
- 42平米:225万元(約3,400万円) 一平米あたり約80万円
などなど、15件の高額な住宅価格が載っていました…。まだ、少し郊外にあたるところですので億まではいかないものの、ちょっと川を渡って上海の中心部に行けば億ションが並びます。世界の上海ですから、それくらいの価格するのは分かるのですが…何せクオリティーが価格に見合いません。
私が現在住んでいる自宅も「浦東」の少し郊外ですが、おそらく4,000万円くらいの価値が付いていると思います。しかし、私が最初にこの自宅を見た時「1,000万円くらいかな?」と会社の受付のお姉ちゃんに言ったのを記憶しています。日本の住宅と比べると、クオリティーは最悪です。ですがそれだけの価値が付きます。日本で4,000万円あればもっともっと気持ちのいい家に住めるのに…。
そんなバブリーな上海ですが、それでも需給が成り立っているのでしょう(実際は分かりませんが…)。頑張れ、不動産販売の営業マン達。