来チャイナ-上海

【2020年上海】3月13日コロナウイルス現地状況-バスの乗車記録をスマホで登録する

毎朝午前7時30分ごろのバスを使って通勤しています。2月はバス内には2〜3人しかいなかったのが、最近では10名以上はいるように思います。徐々に人が戻ってきました。

徐々に人が戻ってきましたが、まだ満席にはなりません

先日僕はいつもと同じようにバスに乗っていました。あるバス停に停車した時、あるおっちゃんが乗車してきました。おっちゃんはバスの運転手と話し始めます。さすが中国、人目気にせず他人と大きな声で話始める。

何を話しているのか分かりませんでしたが、話終わるとおっちゃんは自分のスマホをバスの天井側に向けます。バスの天井側にはQRコードが…。どうやらこのQRコードをスキャンしようとしているようです。

天井側に貼られたQRコード

「おい、全然スキャンできないぞ!」とか何やら大きな声でバスの運転手さんとやり合っています。しばらくするとスキャンできたようで、このやり合いもすぐ終わります。

このQRコードを見てみると「保障疫情期間乗客出行安全」と書いてあります。つまり、「この新型肺炎の期間中、乗客の安全を保障しましょう」ということ。「スキャンして乗車したという情報を登録してください」と要求しています。

あれ…、今までバスに乗ってもそんなこと何も言われてなかったけどなー。乗車してきたおっちゃんのスキャンする姿を見て僕も試しにスキャンしてみます。すると僕が今乗っているバスのナンバーが表示されて、携帯電話番号を入力するよう求められます。

「沪A〜」は上海ナンバーを表しています。「手机号」は携帯電話番号のこと。

いまの中国はこの携帯電話番号が非常に重要な意味を持っています…。この携帯電話番号だけで個人情報が何もかも分かってしまいます。もう最近では携帯電話番号を教えるのは当たり前なので、入力して登録します。この携帯電話番号でパスポートのナンバーもわかってしまうと思います。

すると「登録成功」と出ます。そして登録した時間も表示されます。乗ったバスと、乗った時間、僕の携帯電話番号、を登録したということになります…。でもこれって、もし感染者が出た場合に感染ルートを辿るための手段の一つじゃないのかな?登録して、変なイチャモンつけられるのは嫌だし、個人情報を自ら提供するのもなんだかな…、と思ってもう登録していません笑。他の人も登録してるはおっちゃん以外は見たことがありません。

でも上海は取り締まりがどんどん厳しくなっているので、いつ強制されるかも分からない。どうなることやら。

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