【2020年5月上海】4日コロナウイルス現地状況-初のGDPマイナス成長率と僕の実感
4月17日に2020年の中国第1四半期(1〜3月)GDPの指標が発表されて、当然ですがコロナウイルスの影響で急激な落ち込みとなっています。主要都市ごとのGDPも発表されていて、なんと武漢は−40.5%とのこと…。半端じゃない。上海は−6.7%。四半期ベースで比較可能な1992年以降初めてのマイナス成長だとか。最近では2019年第4四半期(10〜12月)の成長率6%が最低であったとのこと。GDPのマイナス成長を実際に体感できたわけですので、自分の体験した話と照らし合わせてみたいと思います。
身近な中で一番影響を受けるのはやはり会社だと思います…。日系企業のお客さんから普段お仕事を頂戴するわけですが、肝心の日系企業は現在日本国内でウイルス対策に四苦八苦。中国国内でもっと商品販売が増加していくだろう、と見越しての中国への投資がなされていたわけですが結局先行きが見えず投資を手控える動きが見られます。詰まるところ、僕の勤める会社の売り上げも減っていく。結構うちの会社調子良かったんだけどなぁ…。残念!来年以降はどうなるか分かりませんね。
2月中はほとんど外食ができないような状況が続いていました。飲食店やその他モールや店舗は厳しかったでしょう。いまだに外食を控えている中国人は多いような気がします。2月、3月は本当に徹底されていて、外でご飯を食べている人はほぼほぼいませんでした。ただでさえ上海のテナント料は高いであろうに、それに加えてお客さんが来なくなったらそれはお店も潰れちゃいますわね…。2月以降、今の今までずっと閉まったままのお店も見かけます。ただし、日式の飲食店は5月現在潰れたり撤退したりと言うのはまだ聞きません。今後どうなることか。
浦東という地域に僕の勤める会社がありますが、帰り道に時々寄る日式の料理屋さんが二つあります。ラーメン屋さんとお好み焼き屋さん。この二つは4月以降お客さんが戻ってきて、今は健在のようです。4月以降は徐々に業績も戻ってきたのかな?
いつも通っているジム。3月の途中から再開されました。再開当時はお客さんが全然いませんでした。いよいよ潰れるかなぁ、1年間前払いでお金払ってるのに、大丈夫かな?なんて心配していましたが、4月後半からはお客さんも多く、むしろ賑わっているような感じを受けました。前より人多いような気もします。ジムは全然問題ないのかな?
地下鉄やバスなどの交通機関もあまり良くないかも。5月に入っても全然人いないし…。いないと言っても、以前と比べればまだまだ少ないな、ということです。ただ、ゴールデンウィーク中に上海の中心部の「淮海路」あたりを歩くと地下鉄駅内も、外にも、人が結構歩いていました。
上海でも利用者の多い地下鉄2号線にたまに乗ることがありますが、帰宅ラッシュの時間帯は結構人がいるらしいのですが、それを過ぎた19時以降の時間帯はぐんと人が減って、あまり混んでいない様子です。前は結構夜遅くまでずっと混んでるイメージだったんですけど。
時々使う通勤時のバス。こちらは相変わらず人が少ないです。こんなに乗ってる人少なかったかなぁ?前はもっと混んでたような気がしますが。バスは人と人の距離が近いから結構嫌がる人も多いのかもしれません。
色々振り返ってみると、確かに2月、3月と非常に悪かったような気がしていてGDPも当然悪いんだろうと納得します。ただし4月に入ってからは徐々に経済が動いているように感じますので、1〜3月期のように悪くはならないのでしょう。それでも、うちの会社のように今後悪い影響を受けてしまう企業も少なくはないでしょう。