【2021年5月上海】自転車シェアリングのバイク回収現場を目撃
3〜4年前から中国国内で各社バトルを繰り広げている自転車シェアリング業界。スマホを使って自転車のロックを解除、30分以内であれば1.5元(25円)程度、指定場所への乗り捨てが可能、と非常に便利なサービスです。手軽に使えて本当に便利です。
会社前にはいつもすごい数の自転車が乗り捨てられており、まるでゴミかのような扱いを受けている姿も目の当たりにします。下の写真のようにぐしゃぐしゃに自転車が置かれていることはよく目にします。
多くの人がこの自転車を利用しているわけですが、自転車の配置整理はどうしているのか?以前噂で聞いたのは、夜な夜な人海戦術で、自転車を移動しているというのは聞いたことがあります。実際自転車を集めているところを見てみたいなと以前から思っていました。
先日歩いているとようやくこの景色に出会えることができました。なんと混雑を極める真っ昼間からの作業。こんなに人がいる時にやるんだ…。しかも計3台もの乗用車・トラックを使っての自転車回収。
計3台中の1台目は、車の右ドアに「重量3,750kg」と記載のあるバン。作業している人の服に「哈罗」つまり「Helloバイク」のことですね。中国最大のキャッシュレスサービスを提供する「アリペイ」の関連です。バンに自転車を詰めるだけ詰めています。おぉ〜、本当にこうやって自転車を詰めているんだぁ。
バンの前グラスにチラッと「政府〜」と書いています。政府の命令を受けているのか?わからない。
2台目は大きなトラック。こちらはかなり大きい。中には「美团」の黄色バイクが入っています。外食デリバリーサービスを展開する企業です。でも作業している人は、その黄色のバイクだけでなく青色のバイクも手にしている。う〜ん、どうしてだろう。トラックの横には黄色文字で「非机动专项整治与管理」と書いてあります。訳すと「自転車、特別項目の整備と管理」、よく分かりませんが自転車の整理をするということでしょう。
3台目はかなり小さいバン。3台とも大きさが違う、車種も全然違う。この統一感のなさがまた中国らしくていいですね。変にこだわらない。目的は自転車を運ぶことなので、それが叶えばいい。作業している人などは全部アルバイトなのかもしれないですね。車も自前で請け負って業務をしているのかもしれません。色々想像すると面白い。