来チャイナ-上海

【2021年1月上海】ぶらぶら上海、城壁「中華路」「人民路」を巡る

上海開港以前の老上海(ラオシャンハイ、昔の上海)は楕円状の城壁に囲まれていたとか…。今でもその名残が残っていて、豫園を中心に周縁を廻る「人民路」と「中華路」がそれです*(二つ合わせて「中華人民路」)。この城壁も境界線として利用するには丁度良かったのか、租界の区切りとしても活用されました。歴史を感じながら、「人民路」と「中華路」をぶらぶら歩いてみます。

写真の中の黄色枠が昔の上海。

古い写真と比べてみます。

今の上海と比べてもとても規模が小さい。

まずは「老西門(ラオシーメン)」からスタート。

写真向かって「中華路」を挟んで右手が昔の「城外」、左手が「城内」になります。右手には最近できた超高級マンション。左手にはしょぼい家が…。ギャップがすごいですね。

「城内」には「歴史文化風貌区」というのがあり、おそらく歴史的なものなので残しておきましょう、という趣旨で取り壊さずにいるのではないかと思います。逆に「城外」はバンバン開発が進み、日々変わっていきます。

今日は中華路を北に向かっていきます。

「中華路」を挟んで左手は大きなビルが建ちますが、右手は「城内」、つまり歴史文化風貌区のため取り壊しがなされず高いビルがありません。

「中華路」から「城内」を見ると、昔っぽい景色が見れます。面白そうなので入っていきます。

覗いてみると、いかにもな街並みが。人気もなくシーンと静まり返ります。まるで迷路のよう。

ドアや窓はコンクリで埋もれています。

誰も住んでいないのかと思いきや、所々電気が使われていたり、人が出入りしているところもあります。

歴史文化風貌区の隣に、大きなマンションが。この新旧がいいですよね、上海。

道を挟んで右が歴史文化風貌区です。左は開発が進んでいて綺麗ですが、右手は昔の家がそのまま残っています。奥にはマンションも見えます。

さて、また「中華路」に戻ります。

この交差点は道を挟んで左手が「城外」の「中華界」、右手が「城外」の「旧フランス租界」。左手はビルが建ちますが、右手はフランス租界の名残が残った家が並びます。

旧フランス租界を覗いてみます。茶屋、日用品、などなど専門店が並びます。昔の名残でしょうか?

また「中華路」を北に向かいます。

少しすると「大境閣」があります。

倭寇の襲撃に備え明の時代1553年に城壁ができてから今まで残っている。う〜ん感慨深い。

「中華路」を北に向かい、「人民路」へ。

道を挟んで左が「城外」、右が「城内」。道を進むと、左手はずっと昔ながらの「旧フランス租界」の建物が残っています。

しばらく行くと「老北門」に到着。有名な「豫園(ヨエン)」駅の場所です。

豫園駅から北を見てみると、旧フランス租界。逆を見れば昔の中国「城内」。何があるわけではありませんが、なんかいい。

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