【2020年12月上海】またまた新しい自転車シェアリング!その名は「青桔」!
2〜3年前に繰り広げられた中国国内における「自転車シェアリング」のシェア争奪戦。最近はその争奪戦も息を潜め、「美团(メイトゥアン)」「Alipay」あたりが完全勝利?落ち着いかなと思っていましたが、まだまだバトルは繰り広げられているようで…。最近自宅近くで発見した見慣れぬ色の自転車。使ってみようと試みましたが…。
僕が上海に来た当初、自転車シェアリングのバトルは丁度始まりかけの時でした。一番手は「Mobike(モーバイク)」と言うオレンジ色の自転車。自転車シェアリングは、スマホを使って鍵を解除、一回の利用が1.5元程度、好きな指定の場所で乗り捨てられる、超絶便利なサービスです。
バトルが開始された時、各社こぞって利用料を「無料」にしました。中には潰れた会社もありました。僕がよく利用していた黄色の自転車は、登録時に支払っていた保証金である100元を持って逃げました。今の自転車と比べても自転車の質はとんでもなく悪かったです。壊れかけの自転車ばかりでした。そりゃ潰れますよね…。
そうこうしているうちに一番人気の「Mobike」も「美团」に買収されます。そして同時にキャッシュレス最大手の「Alipay」が参入…。紆余曲折して今に至るわけですが、最近は落ち着いたかな?と思っていました。ですが水面下はまだまだ競争があるようです。
最近自宅近くで見かけた青色の自転車。その名は「青桔(チンジエ)」バイク。直訳すると「青みかん」バイクですね笑。
よくよく覗き込んでみると「滴滴」アプリを開いてください、と書いてあります。タクシーを呼んでくれる「滴滴(ディーディー)」アプリのことです。あぁなるほどディーディーがバックについているわけか…。
試しにディーディーアプリを開いてみて、QRコードをスキャンしてみます。すると登録画面へ。どうやらここで登録すれば使えるようになるようです。正直この新しいバイクを使わなくても、そこらじゅう至る所に別の自転車があるので、この時点で登録が面倒になってやめてしまいました…。
登録自体もぱっと見パスポートの写真をアップロードしないといけないみたいだし…。外国人にとっては登録が少し面倒くさそう。
それにしても自転車の作りもしっかりしているし、見た目も綺麗です。ちょっと前に使っていたボロボロの黄色自転車と比べると本当に使い勝手が良くなっています。こう言うところにも中国の成長の速さを感じます。