【2021年1月上海】コロナウイルス現地状況、上海でも感染確定症例が発生
上海でも新型コロナウイルス感染症の確定症例が出てきました。上海の中心地区の一つである黄浦区の一部は「中」リスク地区に指定されています。「中」「高」リスクに指定されると、その地区から中国の他省・市において隔離措置や核酸検査を求められることがあります。黄浦区ってうちの自宅にめっちゃ近いし、日本で言うと東京都新宿、渋谷?みたいな所なので、これからが心配…。中国は今コロナウイルスに対して措置が早いので日に日に情勢が変わりそうです。今日は大丈夫でも明日はどうなることやら…。(以下は1月23日時点での情報です)
新たな確定症例が出て来た後、早速上海市の専門家チームがその関係者を追跡調査します。中国ではカメラや携帯などで民間人の追跡が可能。すぐに濃厚接触者160人が追跡され、指定施設での隔離措置を取られたようです。うち5名が感染確定、2名も検査中。
さらに濃厚接触者の濃厚接触の299名をさらに調査、皆隔離措置を取りましたがこちらは皆陰性であったとのこと。
さらには、関係者28,332名を調査、1名は感染が確認、もう1名は再検査待ちとのこと。
そしてそして、さらに関連場所や物品などを調査、1,939件のサンプルを採取、うち30件が陽性。場所や物品が陽性、って良くわからないけど…。
新たに宝山区の一部団地を中リスク地区に加えた。
中国では今、1件でも感染が分かると、関係者を100万人単位ですぐに調査したりしています。
中国国内のどこの省、市も、自分の所に感染者を出さないことに必死になっています。感染者を出せばお偉いさん達が自分の身の上を心配されるよう…。
そんな事情もあり、14日間の隔離措置を施す省、市もあり、特に「中」「高」リスク地区の人から来る人には厳しい。
最近知人で、日本から大連入り、14日間の隔離にあい、それから他省に入ったところさらに14日間の隔離にあう、という人が実際にいます。特に仕事のため、となるとやむを得ず、約1ヶ月の隔離期間をせざるを得ない。
そして、その1ヶ月の隔離の後、ビザが切れる前には日本に帰国するのでしょうが、さらに日本で14日間の隔離が待っています。あぁ、末恐ろしい…。
最近国が無料でワクチンを配布する、というニュースがありましたが、周りの人の意見を聞いていると「絶対に打たない」という人もいます。人にもよりますが、やはり心配で打たないという人が多いように感じます。既に打ったという人も聞きましたし。
こんな状況ですから、僕も日本に帰れず、昨年の春節からはや一年が経とうとしています。
早く状況が良くなるのを願うばかりです。