【2022年2月上海】春節休暇を利用して上海市郊外にある水郷「朱家角」を観光
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中国国内移動の制限が厳しく旅行しづらい
コロナが落ち着かない中、春節期間中は中国国内移動が非常に厳しく取り締られています。上海以外の省都に行くとPCR検査が必要であったりとかなり規制が厳しいです。まして北京五輪が開催される直前ということもあり、移動が制限されています。こういった状況ですので、今回の春節休暇を利用しての上海市外への観光はやめておこうということになりました。さて、旅行ができないということなのでどうしようかしら。結局、上海市内で遊べる場所へ出向こうということになるわけです。
第一候補は「崇明岛」
それでは上海市内のどこへ行こう、とまず最初に思いついたのが「崇明岛(チョンミンダオ)」。上海の北にある大きな島です。ここは以前行ったことがありますが、まだまだ見どころがありそうでしたのでもう一度行きたいと考えていました。そこで、ホテルを探したのですが何と見つかりません…。なぜか分かりませんがどこもかしこも「外国人」は泊めてくれませんでした。上海市外のホテルに泊まるなら難しい、というのは最近の状況を鑑みると納得できるのですが、上海市内の人間をも拒否するとは思いもよりませんでした。かなりナーバスになっているようです。
結局上海市郊外にある水郷「朱家角」に決定
今回は「崇明岛」は諦め、別の場所を探します。そこで見つけたのが「朱家角(ジュージャージャオ)」。上海郊外にある水郷で有名な場所です。この場所は何と地下鉄で行けてしまいます。地下鉄17号線を使って行きます。僕の住んでいる浦東からは二時間半程度。交通費は10元(180円)もかかりません。あまりに近すぎて拍子抜けした感は否めませんが、上海にある有名な観光地の一つということもありましたので今回はここに決めました。
朱家角へ地下鉄で向かう
浦東からは、地下鉄二号線に乗ってまずは「虹桥火车站(虹橋新幹線駅)」という駅へ。そのまま同じホームから17号線に乗り継ぐことができます。名前の通り、「朱家角」という駅がありますのでそこへ向かいます。ちなみに浦東からタクシーで向かっても一時間半程度、しかも180元(3,300円)程度で行くことができます。
朱家角へ到着
「朱家角」駅に降り立つとすでに雰囲気があります。池か湖か、早速目の前に広がり、船に乗り込むお客さんもいます。観光地は徒歩圏内にあります。
朱家角を歩き回る
この観光地ですが、今回ゆっくり歩き回って二時間半程度かかりました。ある程度観光客もいて、ゆっくり歩かざるをえませんでした。コロナ禍、春節期間中、冬の寒い中、と色々な諸条件が重なる中でも何だかんだ人混みがありました。ピーク時を思うと恐ろしい…。この観光地が「ガラガラ」になることは考えづらいですが、そういう中であれば歩き回るのに一時間あれば十分なのではないかと思います。
見どころはやはり水郷と昔ながらの街並みです。中国の観光地をいくつか回ったことがありますが、以前にも同じような場所に行ったことがあります。正直「またかぁ」という感じを受けます。中国旅行を何回かしている人にとっては新鮮味はないような場所です。家族で行って出店のご飯を食べてお土産でも買って、といった具合です。
朱家角への入場
観光地に入るにはやはりスマホでの登録と「健康コード」、それから「行程コード」が必要です。現在どこの観光地でも「スマホでの登録」をしてから入場するというのが一般的になっています。WechatでQRコードをスキャンして入場します。それからアリペイアプリに入っている「健康コード」と「行程コード」の提示も必要です。現在この二つのコードの提示はどこでも求められます。「健康コード」はあなたが隔離中ではないか、そして「行程コード」では最近高中リスク地域に入っていなかった、などを証明することができます。観光客がまずまずいて、10分程度並びましたがおそらく空いている方だったと思います。良かった。
朱家角周辺のホテルへ宿泊
ホテルは観光地のすぐ近くにある「布丁(プリンホテル)」を取りました。観光地から徒歩5分程度ととても近い。しかも一泊140元(2,500円)と激安。このプリンホテルは中国では有名な激安ホテルですが、今回初めて利用しました。
さすが激安だけあって、「外向きの窓」がありません。窓っぽいものはありますが、これはホテル内の廊下に向かって開いているだけで、声は全てホテル内の廊下にダダ漏れになります。壁は剥がれている箇所があって、古いホテルだなと感じさせます。アメニティは歯ブラシ、歯磨き粉、紙コップを受付でもらえます。シャンプーかボディソープか分からないものはシャワー室にあります。浴室はカビはあります。温度とシャワーの水圧は良かったのでとても気持ちよく浴びれます。タオルも二人分あります。空調もちゃんとつきました。暖かく寝られます。ベッドは…、よくはありませんが最低限寝られます。毎日取り替えていると信じましょう。Wifiは一応ありますが、時々繋がらないです。独身一人暮らしの僕にとってはまぁ許容範囲、激安だし仕方ないか、といったところです。
今回行った「朱家角」は見どころが少なく、上海市内から出向くのであれば日帰りで十分だったかなと思います。半日移動、半日観光、くらいな感じでしょうか。