来チャイナ-上海

【2022年7月上海】日本一時帰国!入国の事前準備、手続き方法

2年半振りに日本へ一時帰国することとなりました。中国の厳しいゼロコロナ政策が続き、日本に帰るのが難しく、ずっと帰れない状況が続いていました。なぜ帰れないかというと、日本から中国に入国する際に14日間の隔離が必要でした(今は7日間に短縮されました)。航空チケット代金も5倍以上と、高騰しています。「しばらくは日本に帰れないな」と、そうこうしているうちに、上海でロックダウンが始まりました。70日間以上も団地が封鎖され、閉じ込められました。流石にこれは堪えました。「しばらくゼロコロナ政策は続きそうだし、70日間以上も隔離できたのだから、日本から中国へ戻った際の7日間の隔離なんて屁でもない」と思い、一時帰国することにしました。

日本への帰国前事前準備

 やるべきことは一つ、①MySOSアプリを通じた登録事前手続き、でした。MySOSの事前登録では、1.質問票WEB 2.誓約書3.ワクチン接種証明書 4.出国前72時間以内の検査証明書、の登録が必要です。1、2と3に関してはアプリ上ですぐに登録完了できます。

上の赤丸の三箇所は簡単に登録できます。

 

 「ワクチン接種証明書」は、「日本で認められているワクチン接種の証明書」です。僕は中国で既に3回ワクチンを接種済みなのですが、日本では中国のワクチンが認められていないので「登録なし」ということになります。

 中国ではネット規制があり、日本のアプリ(グーグル、フェイスブック、Amazon、などなど)が使えないことが多いのですが、このMySOSアプリもどうやら規制対象のようでVPNを使わないと開きませんでした…。VPNはそもそも中国では不法なはずですが、事前準備はVPNがないとできないというのはおかしい。とまあ、ここらへんは中国らしいです。

App Storeから「MySOS」と検索してダウンロードしました。

 

 そして、最後の4番は出国前72時間以内にPCR検査をしなければなりません。これは、中国の日本領事館指定フォーマットでの検査証明書が必要でした(必ずしもそうでなければならないようですが)。日本領事館のホームページに病院のリストがある(https://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00323.html)ので、そこに記載がある電話番号へ電話します。「日本語可」との表記がついているので中国語ができない人でも安心です。僕が予約したのは「浦南病院」。勤務先や自宅から近くて交通の便が非常に良いです。早速電話してみます。すると…、午前10時から10時30分までの間でしかPCR検査は受けられないとのこと。上海では現在、どの公共の場に入るにも72時間以内の陰性証明のQRコードが必要です。そのため、2日に1回はPCR検査を受けています。数百メートル以内に臨時のPCR検査場が設置されていて無料で受けられます。24時間受付しているところもあります。そういう状況に慣れてしまっているので、「10時から10時30分だけかい!」と拍子抜けしました。それはさておき、予約が完了しましたので後日、浦南病院へ向かいます。

 浦南病院へ到着しますが、どこに行けば良いか分かりません。先日電話した番号へ電話して聞いてみます。指示に従って向かうと、病院の外にある臨時のPCR検査場があります。てっきり病院内かと思ってましたが違いました。

 10時ちょうどくらいに行きましたが、検査を受けている人は少なかったです。持っていく書類は①パスポートのコピー(コピー用紙に連絡先メールアドレス、行きのフライト情報を記載)が必要でした。そして、支払いは電子決済(アリペイかWechat)で616元(12,000円)。先述の通り、2日に1回は無料でPCR検査を受けている人間からすれば以上に高く感じます。「検査報告書のフォーマットが決まっているからって何でそんな高いねん!」と誰もが思うボッタクリ金額です。検査報告書はその日の16時には出来上がり、連絡先のメールアドレスに送ってもらえます。そのファイルをMySOSアプリにアップロードすればMySOSの事前手続きは全て完了します。翌日の朝確認するとMySOSアプリの画面が青色になっており、「事前登録が完了」と表示されます。

PCR検査報告書は検査を受けた当日にメールで受領。その日のうちにMySOSへ登録すると、次の日の午前7時過ぎには「事前登録完了」となりました。

上海浦東空港へ

 9時発のフライトでしたので2時間半前の6時半を目処に自宅を出発しました。5時40分ごろ自宅を出発、スマホアプリでタクシーを呼びます。所要時間は40−50分程度です。価格は130元(2,600円)程度しかかかりません。

 浦東空港へ到着。空港の入り口には防護服の人たちが立ちはだかります。72時間以内の陰性証明のQRコードを表示して空港内に入ります。荷物チェックもほとんど待たずスムーズでした。

 空港内に入ると、以前のような活気が全然ありません。チェックインカウンターは使われてないところが多く、全体的にがらんとしていました。「どうした上海…」と思いながらチェックインカウンターへ向かいます。カウンターも殆ど人がおらず、すぐ受付してもらえます。MySOSアプリの事前登録ができているかもここで確認されます。

がらんとしていて、不気味な静けさ
並ばずチェックイン

 チェックイン完了!ゲートへ向かうと何だか人だかりが…。ゲートに入る前にどうやら「健康申請」というのが必要なようです。看板に雑に貼ってあるQRコードをスキャンして読み込みます。健康確認するという意味で色々アプリ内で記入が必要です。下の画像に実際、僕が記入したものを参考に載せておきます。記入を手伝ってくれるおっちゃんがそばにいましたので、分からないことがあればその人に聞くのが一番です。

Wechatで「健康申請」をします。これが少々面倒臭いです

 「健康申請」ができるとQRコードが表示されます。このQRコードを白い防護服の人に向けて「ピッ」とします。

 その後は出国審査と荷物チェック。こちらもスムーズです。荷物チェックは念入りにボディチェックされました。かなり念入りでしたので安心感がありました。荷物チェックが終わったのは7時。空港到着の6時半からほんの30分程度で全て完了しました。早い!

 以前なら活気のある待合場所ですが、殆ど人がいませんし、免税ショップも殆ど空いていません。残念ながら僕の大好きなスタバも空いていませんでした。しかし、すぐそばにカフェがあったのでこちらに入ることにします。さすが空港、透明の仕切り板がなされています。上海市内では見かけません…。ここでコーヒーとサンドイッチを頂き、搭乗時間を待ちます。

 8時20分ごろに飛行機へ搭乗します。席は1席ずつ間隔を開けて座ることになります。満員の半分程度の人しか乗っていないのですね…。それは航空券も高くつきます。今回のフライトはなんと14,000元(28万円)程度。高すぎます。フライト中は「関税申告書」を渡されますが、これは通常のフライトでもあることですね。

 無事日本時間の12時50分に到着。一歩外へ出ると、沢山の外国人スタッフが働いていてとても驚きました。特定技能が制定されましたが、以前より外国人スタッフが増えているのだなと実感しました。外国人スタッフに案内されて列に並びます。MySOSの審査完了画面にあるQRコードの提示を求められます。これとパスポートがあれば特に難しい手続きはなく、スムーズに入国できます。入国審査、荷物の受け取り、関税申告、と無事通過していきます。無事出れたのが13時30分。30分程度で出ることができました。特に問題なく入国が済みました。久しぶりの日本を満喫したいと思います!

日本は綺麗…。

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