上海、怪力ゴミ運びおじさん
通勤時間、毎朝マンション階下に降りるとそこには汗水たらしてえっほえっほと大きなカートを運ぶおじさんが… ほぼ毎日出くわします。
「小区」
私の自宅は「小区(シャオチュー)」という日本で言うところの「団地」の中にあります。その「小区」の中には小道の道中に点々とゴミ箱が並んでいます。このゴミ箱が非常に便利で、毎朝自宅のゴミをこのゴミ箱に捨てています。最近ゴミの分別が始まりましたので、少々面倒になりましたが、基本的には電化製品など粗大ごみも捨てることができます。
ゴミの移し替え
そしてこのゴミ箱から、大きなカートにゴミを移し替えているのが運び屋のおじさんです。毎朝おじさんは長い手袋を身に着けてゴミを漁っています。移し替えたゴミは大きなカートに運ばれてどこかへ消えていきます… 一体行きつく先はどこなのでしょう。
個人か企業か?
なぜ一人で、そして人力でやっているのでしょうか?トラックと人手があればすぐ片付きそうな気もします。汚い作業ですから、機会と人手をかけてやってしまえば良いのではないでしょうか。おじさんは個人で「小区」からお金をもらっているのでしょうか?それとも企業から派遣されているのでしょうか?考えてみますと、企業から派遣されている可能性は低いように感じます。個人でお金をもらっているから成り立っているのでしょう。
ゴミのルートは?
人力であれだけの重いカートを一人で運ぶのですから、さすがに何十キロ先まで運ぶことはありえません。では「小区」の中か?と言われますとそれも違います。実際毎朝カートは「小区」の外を出ているのを見ています。ですから「小区」を出てちょっといった所にゴミ収集所があると推測されます。
給料は?
気になってしょうがないのですがさすがにおじさんに直接聞けるわけもなく… どこからお金を貰っているのかも気になります。勝手な想像ですが、月3000元(約5万円)程度ではないでしょうか?「小区」からすれば月5万円程度でゴミが散乱しなくなるならこの上ありません。
ゴミの中の戦利品
ゴミといえども、まだ使える中古品が落ちているはずです。その中古品を売り渡せば、それも自分の稼ぎになるのでしょう。私も以前故障した電子レンジを捨てたことがありますが、きっとこれもどこかに売り飛ばされたのでは、と勝手に想像しています。ゴミ捨て分の給料より稼げたりして…
夜な夜なダンボールを集める人が
ゴミ収集とは話が反れますが、夜な夜なゴミ箱に捨てられているダンボールをかき集めている人たちがいます。きっとこれらもどこかに売られるのでしょう。こちらも気になって仕方がありません。