来チャイナ-上海

【2020年上海】コロナウイルス現地状況-タオバオの配達物が外にばら撒かれている

新型肺炎が蔓延する中でも、なんとか稼働してくれている「タオバオ」。「タオバオ」とは日本でいうところのAmazonのようなものです。ネット通販サービスです。日本のAmazonと同様に、スピーディーに自宅まで商品を運んでくれるとっても便利なサービスです。

中国国内では今、地域ごとの行き来が難しい状態にありますが、タオバオの配達に関してはどうにか機能させてくれているみたいです。普段よりは大分遅く届いたりはしますが…。ないよりはマシです。

商品は通常、自宅に届けてくれるか、あるいは写真のオレンジ色の「丰巢(フォンチャオ)」という自動宅配ボックスに入れておいてくれます。この宅配ボックスは団地内のどこかに通常置いてあります。スマホを通して荷物を受け取ることができる非常に便利な宅配ボックスです。

スマホを使って荷物を受け取ることができる超絶便利な宅配ボックス「丰巢」

ところが現在団地内への出入りが厳しく、外部の人間を出来るだけ団地に入れないように取り締まっています。特に「配達人」の人々は団地内に入ることができませんし、もちろん自宅前まで荷物を運ぶことも禁止されています。

それでは、商品をどこに置いていけばよいのでしょうか?先日「タオバオ」の商品が到着した、ということで団地の入り口付近に行くと…、すごい商品の量です。どうやら、宅配ボックスに入りきらない商品をそこら辺に置いたままにしてあるようです。

荷物の仕分けをしている配達人
商品は外にばら撒かれています

適当にばら撒かれているように見えますが実は違います笑。一応、配達する会社ごとに商品の置き場所を分けています。

左側と右側では配達している会社が異なっています

さらにそのすぐそばに臨時のテントができています。ここのテント内でも、ちゃんと商品は仕分けされています。

臨時のテントで商品を裸で置いています。これでも商品は盗まれません。

今の上海は、監視社会、つまりカメラがそこら中にあって、何か悪さをすればすぐに捕まってしまいます。そういったこともあり、こんなに無防備な状態で商品が外にばら撒かれていても全然盗まれません。安全だからこそ実現できている訳ですね。

届いた商品を探している団地内の人々。平和な光景に見えました。

日本で商品を外にばら撒いていると問題になりそうなものです…。

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