【2022年7月上海】動き始めた上海、徐々に快方へ
7月に入って上海の様相が一変しました。以前のような明るい上海が戻ってきました。
6月はどこかすっきりしませんでした。
6月1日にロックダウンが解除され外出ができるようにはなったものの、一部店舗が空いてなかったり、レストランの店舗内での食事ができなかったり、様々な点で制限があり不便な思いをしました。僕はよくカフェでブログを書いたり、勉強したりするのですが、それができませんでした。外食もよくしていましたが、それもできません。友人と食事に行くということもできません。皆お互いに自粛もしていました。
また、団地内に一人でも感染者が出れば14日間の団地封鎖となってしまうという不安感もありました。6月1日の封鎖解除後に、実際団地封鎖となり再度隔離になった人は何人もいます。それらを見ているとまたいつ自分の身に降りかかってもおかしくないと思いビクビクしていました。会社から帰るときは仕事に影響の出ないようにパソコンを持ち帰る、食料は多めにストックしておく、など色々対策をしていました。幸い6月には団地封鎖はありませんでした。
ディズニーランドが6月30日から再開、というニュースが入りました。上海が少しずつ動き始めました。
7月に入ってびっくりしたのは出前サービス「ワイマイ」。日本でいう「Ubereats」ですが、出前を自宅の門前まで直接届けてくれるようになりました。今までであれば、団地の門前にある臨時棚に置いていくだけでした。上海でコロナが広まった一つの大きな要因にこの「ワイマイ」があったわけですが、正常に戻りました。出前を頼んだところ、当たり前のように団地の門前にまでしか届けないだろうと思っていたのが、自宅まで届けてくれたことに驚きました。団地の門前に届けようが、自宅にまで届けてくれようが、どちらでもいいのですが、とにかく以前のような正常な状態に戻ったことがとても嬉しかったです。
6月30日の上海市政府の発表は驚きました。なんと中国入国の際、7日間の隔離と3日間の健康観察期間しか必要なくなりました。封鎖期間前の政策では14日間の隔離と1週間の健康観察期間でした。「健康観察期間」というのは密集した場所や公共交通機関などを自主的に避けるということですので外出は可能です。つまり、外出できない期間だけで言えば14日間から7日間に短縮されたということとなります。コロナの厳しい政策が始まった2020年2月以来、日本に帰国していなかった理由がこの長い隔離期間でした。ですが、この長い隔離期間がなくなれば日本へ帰国しやすくなりました。
通販最大手の「タオバオ」、日本でいうアマゾンですが、このサービスにも動きがありました。隔離期間中の4月あたりに購入したものが、6月に入ってもずっと届きませんでした。しかし、7月に入ってようやく動き始めました。まだ手元には届いてはいませんが、動き始めたことに驚きました。「いつになったら届くんだ」と商品をキャンセルしようとも考えましたが、ずっと待っていました。長い期間を経てようやく物流の状況も良くなってきたようです。
日本人の合唱団に所属していますが、6月中は活動ができませんでした。人が密集する場所で集まることは許されませんした。練習場所も使えませんでした。しかし7月に入ってようやく許可がおりました。これで以前のような活動ができるようになります。
一番嬉しいのはレストランなどの外食が可能になったことです。今まではお店の中で食事はできませんでした。これからは徐々にお店が再開しそうです。僕の大好きなカフェも復活しました。人気はまだ以前ほど多くはありません。それでも自宅に閉じこもらず、外出が気軽にできるようになったことにとても嬉しく思います。
まだまだ以前の上海とまでは行きませんが、少しでも前進を感じられることが嬉しいです。